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The story below is originally published on Mainichi Daily News by Mainichi Shinbun (http //mdn.mainichi.jp). They admitted inventing its kinky features, or rather deliberately mistranslating them from the original gossip magazine. In fact, this is far from the general Japanese behavior or sense of worth. このページは、毎日新聞事件の検証のための配信記事対訳ページです。直接ジャンプして来られた方は、必ずFAQをお読みください。 ※ この和訳はあくまでもボランティアの方々による一例であり、翻訳の正確さについては各自判断してください。もし誤訳(の疑い)を発見した場合には、直接ページを編集して訂正するか翻訳者連絡掲示板に報告してください。 Girls without panties slip into the grooveパンティをはかない若いオンナはいかしたことにハマる 拡散状況 関連ページ Girls without panties slip into the groove パンティをはかない若いオンナはいかしたことにハマる http //mdn.mainichi-msn.co.jp/waiwai/archive/news/2003/01/20030110p2g00m0dm999000c.html By Cheryl Chow Contributing Writer January 10, 2003 シェリル・チャウ (2003年1月10日配信) Take a look around you. Do you see (or not see) how the young women have taken to prancing around the streets of Tokyo braless and pantiless --- and in the privacy of their own homes, buck naked. Or at least according to Spa! (1/14) which can be counted on to maintain the highest journalistic standards of objectivity by accosting nubile maidens and asking them point blank, "Are you wearing any undies?" According to a fashion writer, last summer, three out of ten replied in the negative. And what s with these dames? Don t they feel any shame? Spa! ferrets out their reasons, however lame. All sorts of benefits were claimed, ranging from boosting creativity to busting the blues. 周りを見てみよう。 どんなふうに若い女性がブラもつけずパンティもつけず東京の通りを闊歩しているか――くわえ、家の中じゃ素っ裸だ――あなたに見えるだろうか?(それとも見えない?) つまり、少なくてもSPA!(1/14号)(年頃の女性に声をかけてズバリ「何か下着つけていますか?」と尋ねる方法で、客観性に対してジャーナリズムの最高基準を維持するとアテにできる雑誌だ)によれば。 Take 25-year-old cartoonist Tomoko who wears neither bra nor panty, and regularly spends time naked at home. Ever cool and professional, she ll make tatements like, "Yes, the composition here needs to be simplified." But she ll secretly add a tag line, "Yeah, but I ain t wearing panties today." And it gives her an odd sense of pleasure. When she s at a loss for ideas, she knows it s time for her to strip. She swears that it vastly increases her work output. Doesn t it also give her a sense of sexual excitement? asks Spa! Absolutely not,Tomoko scoffs. 25歳の漫画家・トモコを例に挙げると、彼女はブラもパンティもつけず、いつも家の中では素っ裸ですごす。 相変わらずクールで学者ぶった様子で、彼女はこんな発言をする「ええ、ここは構図を簡易化すべきね」 しかし、彼女はこっそりオチを付け加える。「うん、けど、私は今日はパンティをはいてないの」。 それは彼女におかしな快感を与える。 彼女がアイディアに詰まったとき、彼女は衣服を脱ぐ時が来たと知る。 彼女はそれこそが彼女の仕事の生産性をとても高めるのだと断言する。 性的な快感を感じないんですか?とSPA!がたずねると、 まったくとトモコは冷笑した。 But others beg to differ. A 24-year-old likens it to masturbation. "It s thrilling," she titters. "When I go to the convenience store without wearing panties, I get a charge by repeating to myself, I m not wearing panties now, I m flipping through mags and I m not wearing panties, I m getting out change and I m not wearing panties. " しかし、不賛成な者もいる。24歳の女性はそれを自慰になぞらえる。 「スリリングよ」彼女はしのびわらう。 「私がパンティを履かずにコンビニに行くとき、自分にこう言い聞かせることでスリルを感じるわ。『私は今パンティを履いていない、私は雑誌をぱらぱら捲ってる、私はパンティを履いていない、私は興奮してる、私はパンティを履いていない。』」 Keiko, a 29-year-old, also enjoys the mild sexual titillation. She s been at this for 16 years since high school. Her only regret is that she didn t start -- or rather, stop -- sooner. Today, she goes pantiless to the office twice a week. If she drops something on the floor, she teases the men by bending down so that she almost -- but not quite -- exposes her secret. "It s exciting, my body gets so hot," she trills. She also enjoys taking pictures of herself in the zuff. Once she had to report to the office on a Saturday when no one else was there, so she stripped and snapped pictures of herself nude. 29歳のケイコもまたマイルドな性的な刺激を楽しんでいる。 彼女は高校生のときから、16年間ずっとこの状態だ。 彼女にとって唯一残念なことは、彼女がもっと早く始めなかった――寧ろ(訳補:下着の着用を)止めなかった――ことだ。 こんにち、彼女は週に二回ノーパンで事務所に行く。 もし彼女が何かを床に落とせば、ほとんど――しかし全部ではなく――彼女の秘密を晒すために彼女は腰を曲げて、男を思わせぶりに焦らす。 「興奮するわ、体が熱くなってくるの」彼女は声を震わせる。 彼女はまた裸で写真を撮ることを楽しんでいる。 一度、他の誰もいない土曜日に彼女は事務所に行かなければならなかった。そこで、彼女は衣服を脱ぎ、自身のヌード写真を撮影した。 She s married today, but the so-called expose continues. Matter of fact, she and hubby like to be naked at home. Sanae, another believer in less is more, recommends going naked for couples who want to experience feelings of security, devotion and happiness. For her, removing her undergarments has been absolutely "healing." 彼女は現在は結婚しているが、いわゆる露出はまだ続いている。 現実に、彼女と夫は家で裸になるのが好きだ。 着ない方がイイと信じきってる別の女性・サナエは、安心感や無償賞の愛、幸福感を経験するために、カップルに裸になるように勧める。 彼女にとって、下着を取り去ることはまさしく『癒し』なのだ。 Healing? My ass! chortles gynecologist Dr. Ikuko Ikeshita. She eloquently speaks out against the dangers of getting a chill from over-exposure. She warns that it can lead to stiff shoulders, bloating, disturbance of the parasympathetic nervous system, menstrual irregularity, cramps, fatigue, listlessness -- and should these symptoms continue, they can lead to major depression. Not to mention that it s uncouth from a hygienic point of view. As she explains to Spa!, vaginal discharge functions as a barrier against bacteria. Thus, if a woman leaves her genitals exposed, she ll experience an increase in discharge. 癒しですって? 冗談! 産婦人科医・イケシタイクコ(*1)はおかしそうに笑う。 彼女は雄弁に過剰な露出による冷えの危険性を語る。 冷えは肩凝り、腫脹、副交感神経系への障害、月経不順、生理痛、疲労、倦怠感に繋がり、これらの症状が続けば、彼女達は大うつ病になりかねないと警告する。 衛生的な観点から見苦しいことは言うまでもない。 彼女がSPA!に語ったところによると、おりものはバクテリアに対するバリアの働きをする。 したがって、もし女性が性器をさらけ出せば、彼女のおりものの量は増えるだろう。 So, are these maidens masochists, narcissists or exhibitionists? None of the above, concludes Spa! They re just girls yearning to be the heroine of their own stories, a drama that doesn t require talent, hard work, or even good looks. What a seductive, utterly under-rated, undie-less pleasure. January 10, 2003 ならば、これらのお嬢さん方はマゾヒストか、ナルシストか、露出狂なのか? 上記のどれでもないとSPA!は結論を下す。 彼女たちは彼女たちの才能も厳しい作業も美貌さえ必要としない物語やドラマのヒロインたりたいと切望する若いオンナたちなのだ。 なんと誘惑的な、過小評価された、下着のなしの快楽なのだろう。 (2003年1月10日) 拡散状況 英語サイト 部分転載:http //forums.fark.com/cgi/fark/comments.pl?IDLink=402268 http //www.sociocide.com/forums/showthread.php?t=38061 Blogger http //gssq.blogspot.com/2003/01/httpmdn.html 関連ページ Blogger WaiWaiの記事を転載した英語サイト:F WaiWaiの記事を転載した英語サイト:S WaiWaiの記者一覧 ビラ作成のガイドライン 元記事一覧 毎日新聞英語版から配信された記事2003年
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水晶の間欠泉 ◆EGv2prCtI. エヴィアンはただ、救いを求めていた。 家族を殺されて、それでも自分は生き残ってしまった。 その重みに耐えられなくなりそうな時もあった。 自分の部屋で震えて、何度も何度も家族のことを思い出していた。 優しかった母親。 少し痩せていた体格だったが、頼もしかった父親。 普通の子供なら持ち合わせている筈の家族を、エヴィアンはいっぺんに失ってしまった。 そんな時に自分を助けてくれたのが、あの弁護士だった。 篠原涼花。 それが彼女の名前だった。 綺麗で、すごくかっこよくて、頭もよかった。 そして献身的に、自分を支えてくれた。 警察やマスコミからの執拗な質問攻めで精神が追い詰められた時も、受け止めてくれた。 あの人が居なければ、今のエヴィアンは居なかっただろう。 それでもエヴィアンには、内面に大きい傷が残ってしまった。 男性が、どうしようもなく嫌いになった。 そして、同時に恨めしくなった。 きっと、男は誰も彼もがあの強盗犯と同じだと思い込むようになってしまったのだ。 クラスメートにしたってそうだ。 太田太郎丸忠信を始め、森屋英太、グレッグ大澤や楠森昭哉、そして、ラト。 特にラトにはより大きい嫌悪を感じていた。 以前からやたら自分に話しかけきて嫌だったのだが、しかしそれよりも、もっと決定的な事件があったのだ。 そうだ。少し前、夕暮れの校舎裏、タクシーを呼んで駐車場へ出る為にたまたま通りかけたそこの学校の影でラトが仰向けになって、その上でテトが―― ――思い出すだけでもおぞましい。 テトをたぶらかしたに違いないのだ。 あの、汚らわしいオスが。 そして、今に至る。 男に依存した女子生徒にもいい加減怒りがこみ上げつつあったが、でも、ようやくエヴィアンにも安心出来る時が来たようだ。 「あの……吉良さん?」 エヴィアンはためらうことなく声をかけた。 目の前の少女、吉良邑子(女子九番)に。 一人でその場に座っている。 声に気が付いた邑子が振り向くと、そのやや右側の額から血が流れているのが分かった。 エヴィアンは予想もしていなかったのでぎょっとした。 どうやら、誰かに襲われた、らしかった。 「吉良さん! 大丈夫!?」 エヴィアンはすぐさまハンカチを取り出そうとする。 その時、邑子が呻くように言った。 「どうしてです?」 「え?」 エヴィアンは少し驚いた。 まさか、そんなことを聞かれるとは思いも寄らなかったからだ。 自分は邑子を助けたい。 ただ、それだけだったのに。 エヴィアン自身も内木聡右から逃げていて、余裕はとても無かったのだけれど、しかし目の前に傷ついている人(男性除く)が居るのに放っておける訳が無い。 だが邑子の思考はエヴィアンが思う場所よりも全く別のところにあった。 「どうして、私を置いていくのですかあああああ!??」 瞬間、ぱあんと乾いた音が耳を劈くと、エヴィアンの右腕に熱が起こった。 何が起きたか理解が出来なかった。 エヴィアンが熱を感じたその腕の部分に手を当てると、妙にぬめりを帯びた感触が伝わった。 それが分かった時、唐突にエヴィアンの脳に激痛が届き、全身に伝わる。 「ああっ!」 エヴィアンは右腕を押さえてその場に倒れ込んでしまった。 邑子のデリンジャーから至近距離で放たれた弾丸はエヴィアンの右腕を貫通し、そしてまた、美しい蝶の羽の片方すら貫いていた。 どくどくと脈を打って傷から熱さと痛みが広がり、次第に血が地面の葉にもこぼれ落ちる。 「英人様、お願いします、もう一度私に機会を!」 邑子は懇願するような口調でそう口にして、再び銃を撃った。 今度はエヴィアンの右耳の近くに当たり、再び羽に新たな穴が空いた。 そのまま、邑子は銃に新しく弾を詰め替え始めた。 このままならば今度こそ次に超スピードで飛んできた鉛がエヴィアンの額を抉り、そのまま脳髄を後頭部から吹き飛ばすだろう。 しかしそれより何より、エヴィアンは邑子に対する恐怖よりも強い怒りがこみ上げつつあった。 英人――玉堤英人(男子十九番)のことだ。 その英人の為に、邑子はエヴィアンを殺そうとしている。 ――最高に腹が立った。 今までに経験したことのない激昂。 エヴィアンの他の感情全てがそれにぶっ飛ばされてしまった。 今世紀最大のヒットだ。 ――確か、エルフィもそうだった。 どうして内木聡右と一緒に居た? そんなに――そんなに男などと居なければ生きていけないのか? そしてこの邑子もまた、わざわざ英人の名前を上げてまで英人に奉仕しようとする―― エヴィアンは腰に隠していた催涙スプレーを取り出し、急いで上半身を起こすと弾の装填をまさに完了しようとしていた邑子目掛けて吹き付けた。 「ああああああああああ!?」 邑子は突き刺すような目の痛みに叫び、銃を持ちながらだったが顔を両手で抑えた。 そしてエヴィアンは怪我をした右腕の代わりに左手でカッターナイフを逆手に持ち直し、邑子に斬り掛かった。 ざっ、と皮膚を切り裂く感覚がエヴィアンの手に伝わった。 邑子の左手の甲に赤い線が引かれて、そこから血がぷつりぷつりと溢れ出してきた。 構わず、エヴィアンはカッターナイフの刃を突き刺すように振り上げる。 今度は刃が邑子の手と指の間を通り抜けて、顔に一気に向かった。 「いいいいいいいい」 邑子が絶叫した。 思いがけないぐらいあっさりとカッターナイフが深く入り込んでいる。 カッターナイフが瞼を割って邑子の眼球を破壊しているのだ。 普段のエヴィアンなら嫌悪感と罪悪感で、下手したら吐いていたかも知れない。 しかし今はそんなことどうでもよかった。 人を傷付ける恐怖よりも、怒りの方がずっと勝っていた。 「どうして男なんかと、男なんかと!」 邑子の左目に突き刺さったカッターナイフを引き抜いて、再び振り回し始めた。 次々と邑子に傷が刻まれ、そして顔面を赤く染め上げていく。 「私はあ……英人様の為に……」 邑子は左目から流れくる血と何か水みたいな透明の液体を押さえて、息も絶え絶えのようにつぶやいた。 ――この期に及んで、まだ男のことを! エヴィアンは、カッターナイフを大きく振りかぶって叫んだ。 「もう、男なんかにすがった女のことなんか誰も信じない。あなた達なんて死ねばいい!!」 そのまま小さな刃が邑子の額に落ち―― ―― 唐突に、思い出す。 いつか、弁護士の篠原涼花にこんなことを言ったことがあった。 「あなたは男の人が嫌いじゃないの?」と。 すると、涼花はこう答えたのだ。 「嫌っていては仕事にならないけど、前に一時期怖い時があったわ。 でも、分かったの。怖がって逃げていては駄目だって。 立ち向かって、その怖い感情を克服しなきゃ前に進めないって」 その時はその言葉は理解は出来なかった。 立ち向かうって何? とか思っていた――のだけれど。 ――こんな時になって、思い出した。 ようやく、その言葉の意味を分かった気がする。 すると自分の今、邑子に対して行っている行為は愚かだとも理解した。 少なくとも、エヴィアンは邑子に撃たれた時には恐怖を感じていた。 その後、邑子に立ち向かおうとせず、怒りに身を任せて傷付けてしまった。 殺してしまうより、話し合って分からせた方が、ずっと良かったのだ。 なのに自分は、邑子を殺そうとしてしまった。 話せば分かるかも知れなかった相手を。 ――単純に、玉堤英人に脅されていただけかも知れない邑子を。 ――ああ。 今、このことを思い出した理由が分かった。 あの人は、自分に殺人なんて禁忌を犯してほしくないに決まっているのだ。 きっと、エヴィアンはそのことを頭の隅だろうとなんだろうと、いつも留めていた筈だ。 ああ。 「ひどい、エヴィアンさん。こんな人だとは思いませんでした」 その回想が、僅かな時間を作った。 邑子のデリンジャーが二回、火を吹いた。 エヴィアンの顔が弾けてイチゴジャムを塗りたくったようになると、カッターナイフを邑子の腹部の辺りに落として、邑子に覆い被さるように崩れ落ちた。 その時にはもう、事切れていた。 恐らく邑子がデリンジャーを発砲したことにも気付かなかったままだろう。 邑子は顔が潰れた死体を見下ろして、言った。 「カッターなんかじゃ人は殺せませんよ?」 事実、その通りだった。 左目を失いこそはしたが、他は全く致命的な傷ではない。 重要な血管を切断されたわけでもない。 カッターナイフの刃では浅い傷しか付けることが出来なかったのだ。 もちろん、落ち着いてみればすぐさまデリンジャーを撃てる状態にあった。 「ご主人様……何処に行かれたのでしょう?」 先程まで居た、玉堤英人の幻影は消失していた。 痛みによるショックによって覚醒したのだろう。 しかし、邑子はその事実には一切気付かなかった。 それから、邑子は思い立ったように突然叫んだ。 「そうだ、この綺麗な羽をご主人様に持って行きましょう! きっと喜んでくださるわ!」 邑子はカッターナイフを手にした。 そして、エヴィアンの死体から傷が付いていない左羽を切り取る作業にかかった。 片目の潰れた傷だらけの顔で、無邪気な笑みを浮かべながら。 【G-6 山道/一日目・朝方】 【女子九番:吉良邑子】 【1:私(たち) 2:貴方(たち) 3:あの人(たち)、ご主人様、お嬢様、○○(名字くん、さん付け)】 [状態]:左目失明、顔と手に大量の切り傷、頭を殴打、倦怠感 [装備]:カッターナイフ、レミントン・デリンジャー(0/2) [道具]:支給品一式×3、予備用44マグナム弾(22/40)、木刀、エヴィアンの羽 [思考・状況] 基本思考:ご主人様(英人)の命令に従い、間由佳以外を皆殺しにする 0:間由佳がもしゲームに乗っていても出来うる限りは説得する 1:もし彼女を殺してしまった場合はご主人様を殺して自分も死ぬ 2:自分が見つける前に彼女が死んでいた場合も、1と同様の行為を行う 3:聡右を逃がしてしまったことが相当ショック [備考欄] ※他生徒に出会い、交戦に縺れ込んだ際に、彼女は「ご主人様(英人)の命で動いている。」と言いかねません(彼女に悪意はない) ※如月兵馬の「雫切り」の太刀筋をなんとなく覚えています ※放送は聞いてません 【女子三番:エヴィアン 死亡】 【残り25人】 時系列順で読む Back Visit O,s Grave Next Life was like a box of chocolates 投下順で読む Back 高校生デストロイヤー Next Life was like a box of chocolates traffic 吉良邑子 愛にすべてを traffic エヴィアン 死亡
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……ああ、見つかってしまったか。 出来れば佐々木の暴挙を他人に知らしめる事は良しとしなかったから、敢えて見つかりにくいようにしていたのだが、発見してしまうとは目敏いというかしつこいというか…… オホン、だが見つけてしまったものはしょうがない。俺が既定事項を守るため、佐々木がやっちまった失態をお見せしよう。 なお、お子様にはちょっと過激な内容を含んでいるかもしれないから気をつけてくれ。そんなに大したものじゃないが念のためな。 そして、ググって来た人、あるいは更新履歴から辿ってきた人は、物語の最初から読んで頂けば幸いである。 こちらだ。 時は流れて当日。 かったるい英語の授業はチャイムを持って終了を告げ、いよいよ問題の体育の時間前である。 俺はと言うと倦怠感溢れる授業からようやく解放され、腕を伸ばして背伸びをしながらどうやって佐々木をガードしようか、それとも知らん振りしてようか、どっちにしようかなと考えていたその時。 (キョン、それじゃあ始めるよ。よく見ててね) 後ろの席から小声で語りかけてくるのは、やる気を完全に取り戻した一人の少女。 ふと後ろを見ると、既に体操着を取り出して準備万端の状態。あれだけ嫌がっていたのがまるで嘘のような仕草であった。 授業が終わったばっかりなので、教室を移動すべき男子生徒の半数以上はまだ自室に篭っている。勿論俺もその一人。 やるなら今をもって他は無い。 ああ、頼んだぜ。俺はなるべくそっちを見ないようにしてるから、ちゃっちゃとやっちゃってくれ。 (何を言っているんだキョン。キョンにもやってもらうことがあるんだ。ちゃんと手伝ってもらわなきゃ困るよ) は? お前、何を言って―― そう言おうと、立ち上がって振り向いた瞬間、佐々木は俺の両腕を掴んで、 (キョンは壁だからそこから動いちゃだめ) 佐々木はそのまま両手を机の上に持って行き、俺の両手が机に付いたのを見定めてからホールド。 つまり今の俺は、自分の椅子を起点にして佐々木の机に手をかけている状態。身を乗り出して喋るハルヒと逆パターンだと捉えれば分かりやすいだろう。 「……壁?」まだ点在している男子生徒からの目線を防ぐための壁ということか? なるほどそれは妙案だ。 覆い被さるように存在する俺は、佐々木の姿の大半を覆い尽くしている。加えて俺達の席は窓際後方の角(この前の席替えでそううなった。結局ハルヒの定位置に佐々木が来たことになる)。 これならば大多数の人間が佐々木の生着替えを直視することは無いだろうし、見えたとしても腕や足の一部だけ。 『私、ライトになります』と言って服を脱いだ後の戸○恵○香が佐々木、カ○プ○ード○ラ○トが俺。 つまりそんな状態だ。 妙案だとは思うのだが……しかし佐々木、ひとつ教えてくれ。 なぜ……俺達は向き合ったままなのだ? (くっくっくっ……決まってるじゃないか) 妙艶な笑みを浮かべた後、佐々木は迷わず、 (キョンに見せるためじゃないか) 「なっ!!」 (他の男子生徒の目線をカットしつつ、キョンの視線だけはこちらに送る。となればこの方法が一番じゃないか。そう言うわけだからちゃんと壁の役よろしく。ああ、もっと近づいてもいいんだよ。その方が露呈されにくいし、キョンはもっと近くで見られるし) ……やっぱり勘違いしてやがった…… 大多数の男子生徒がまだ教室にいるこの時間、佐々木は障害物を巧みに利用し、男子生徒からの死角になるよう着替え始めた。 障害物も去ることながら、集まりつつある自他クラスの女子生徒が上手い具合に包囲網となる。 おかげで佐々木の裸体(といっても下着姿だが)を間近に見る男子学生は殆どいないはずだし、仮に見えたとしてもかなりの遠目で何をしているか分からない状態だろう。 俺、一人を除き。 (よーく見てて……) 佐々木は思考が停止しかけている俺の目の前で、やおらセーラー服のファスナーに手をかけた。 ファスナーを開いた先から、佐々木の白い肌が姿を見せ始める。 うわちょっと待て。水着やバニーガールで女性の肌は見慣れているし、朝比奈さんの下着姿も正直何度も拝んでいる。 だが、ここまで間近で見た事はなかった。 なんだかやばいってこれは! 心の中では道徳心と自制心が入り混じったそんな叫びを上げているのだが、悲しいかな俺の本能たる部分がそれを拒む。 ファスナーは既に全開。チラリと見える、白くて細い腰から目が離せない。 (くくく……キョン、どこ見てるの?) その姿を見た佐々木は突如、露出した部分を遮るように両手を宛がった。 肌を見せないようにするため……ではなかった。セーラー服を掴んだ両手を、そろそろと捲り上げるためだった。 しかも一気に脱ごうとはせず、線香が燃えるくらいゆっくりの速度で、するするする、と少しずつ肌をさらけ出す。 腰の括れが露になる。佐々木のスタイルのよさは特級品。加えて瑕疵一つ無い艶美な肌が、彼女のフェロモンを助長している。 ゴクリ。 (もう、エッチ) 思わず生唾を飲んだ俺に、佐々木はセーラー服を半分ほど捲し上げた辺りで一旦動きを止めた。 俺の視線があまりにも目ざとかったのか、生唾の音に興ざめしたのか。それとも他の意図があったのか、それはわからない。 しかし、脱ぎかけのこの光景はある意味素っ裸よりも衝撃的だ。 腰は完全に露出し、胸郭の下半分の部分も丸見え。上半身の半分を曝け出している。 中でも見えそうで見えない下着。これは違法だ反則だ。チラリズムここに極まれり、むしろバンザイ。 この体勢を保持したまま平常心を保っていろと言う方が難しい。 さらに佐々木は流し目を送って、 (キョン、この先、見たい?) コクッ、と頷いてしまったのは俺が健全な男である証拠だ。誰にも責められるべきことではない。 それに満足したのか、佐々木は再び服を脱ぎ始める。 するすると脱ぎ始めるセーラー服、そしてついに彼女の下着が露に…… (ああん、ひっかかっちゃった) なんとぉっ! これは困ったトラブルだ! 佐々木のセーラー服の端が、胸の膨らみによって阻まれた! キュウキュウと苦しそうに悲鳴を上げるのは、佐々木自身ではなく、寧ろ胸。 思いっきり力を入れたらセーラー服が破れるんじゃないか? うむ、それはそれで見てみたいな。 しかし俺の思いとは裏腹に、佐々木は強引にセーラー服を引っ張って、引っ掛かっていた膨らみから強引に開放。 ポヨポヨポヨって……うわあ……揺れすぎ…… そして、ついに佐々木の胸の全容が明らかとなる。 引き締まった体に、場違いに実ったバスト。その大きさを端的に言うと、 『デカイ』 『デカすぎる』 『なんつうデカサだ』 もうそんな言葉しか出てこない。 デカイデカイと連呼しているが、お化けカボチャみたいに巨大なものがくっついているとか、世界ビックリ人間に登場しそうな範疇の大きさではないぞ念のため。 人知の範囲内で――言い換えれば、正常な人間が興味を誘うレベルで、十分大きいのだ。 バストとカップの関係は詳しく知らないが、個人的観測でDは確実に超えている。朝比奈さんと遜色ないか、下手したらそれ以上だ。 残念ながら大人の朝比奈さんよりは少々劣る気がするが、あの人のレベルで物事を考えるのは早計である。高校生レベルとしては超一級のバストの持ち主である。 服を着ているとそんなに目立つようでもなかったのだが……もしかして佐々木は着やせするタイプなのだろうか? それに半年前――橘の脂肪を利用して豊胸手術をした時――よりも大きく感じる。 それは恐らく、彼女が見につけている下着のせいであろう。 紺色でラメの入っている時点で学校に着てくるのはどうかと思うのだが、問題はそこではない。 佐々木が身に付けているブラは、はちきれんばかりの果実を苦しそうに支えている。下手に刺激を加えたらそのまま零れ落ちるぜ、あれは。 ギュウギュウの下着が胸の大きさをより際立たせているのだ。 佐々木、水着は蒸れるから嫌だって言ってたのに、サイズ違いのブラの方がバストにとって悪影響を及ぼすんじゃないのか? とは言え、これ以上ない眼福な光景なので黙っておく。 (さ、佐々木! そ、そんなアピールは必要は無いぞ! さっさと脱いで体操着を着てくれれば問題ない!) 少し落ち着きを取り戻した俺は、彼女のみに聞こえるよう精一杯叫んだ。目の保養になる事は間違いないが、場所が場所だけにこんなところで悶々とするわけにはいかない。というか俺がやばい。 しかし佐々木は俺の言葉に対してくっくと喉を鳴らしたのみ。胸の上まで上げたセーラー服を下げる素振りは一向に見られない。 それどころか佐々木は更なる暴挙に出た。なんと二の腕を使って、胸と胸を挟みやがったのだ。 胸と胸の間に出来た漆黒の渓谷は、冗談ではなく本気で吸い込まれそうだ。 (キョン、どうかな? 涼宮さんに引けをとらないと思うんだけど?) 佐々木に言葉に共鳴するかのように、両腕で挟まれたものがふるふるっと揺れた。 (以前長門さんに頼んで大きくしてもらった時よりも立派になってると思わないかい? あれからスタイルをキープするために美容体操は毎日欠かさずやっている。おかげでスリーサイズは黄金比を保持しているんだ) ふわふわっ、とまた揺れた。 佐々木が喋るたびに、声の振動が胸に伝わって、衝撃を吸収しているためだ。 うわぁ……たまらん。 思わず鼻を抑える。鼻血が出るわけじゃないが、鼻の下は完全に伸びきっている。それを隠すためだ。 しかし佐々木の攻撃は止まらない。 (おや、その顔は信じてないようだね? せっかくキョンのためにバストとウエストをさらけ出してあげたのに……そうか、残りのヒップも見てみたいというわけか。しかたないな、特別に見せてあげよう。くくくっ、本当に『エロキョン』で困るわね) 再び喉を鳴らし、上着の胸の上に保持したまま器用に腰に手をあて、スカートのジッパーを下げ始めた。 噂の着○○って奴だ。下手な裸より刺激的だ。 太腿から続く腰下のラインも露になる……って、 「さ、佐々木! そ、そこの紐って、まさかパン……」 「――――――!!」 思わず声が出てしまった俺は、しかしこれ以上言葉を口にすることができなかった。 怒涛の勢いで教室から放り出されたためである。 ――放り出したのは、クラス委員長の朝倉涼子。 「…………」 もの悲しい顔をした朝倉は、俯き加減のまま俺をじっと見つめ、そして静かに扉を閉めたのだった。
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咲の悩み事 京太郎×咲 衣×咲 百合注意 CDbreaker 第3局 430~ 434 506~ 520 咲の悩み事 2日目 咲の悩み事 1日目 “愛”って何だろう? “恋”って何だろう? 私は最近よくそんなことを考える。 別にそれは最近読んでいる本が恋愛小説モノばかりだから、とかそんな理由ではない。 その理由は、私に好きな人がいるからである。 私の幼なじみで、言い方を変えると腐れ縁。 毎日毎日「レディースランチが旨そうだから」と言う理由だけで私をお昼に誘う酷いけれど憎めない男の子。 きっと今日もまた誘ってくるのだろう。 「咲ー!」 「京ちゃんっ」 そう、京ちゃんもとい須賀京太郎だ。 「また寝てたのか、咲は」 「もー、今日は寝てないもん」 「そんなことよりさ、咲。 今日のレディースランチも旨そうなんだよな、付き合ってくんねーか?」 「それだけのために私を誘うってどうなの。大体優希ちゃんだっているでしょ」 本当に心にもないことを言ってしまったと思う。 最近はいつもこんな感じだった。 きっと自分とは違って積極的にアプローチ出来る優希ちゃんが羨ましいのだと思う。 また、最近京ちゃんは、優希ちゃんばっかりに構ってるからむしゃくしゃしているのかもしれない。 この良く分からない気持ちが「嫉妬」なのかな? それに、優希ちゃんはことあるごとに京ちゃんに抱きついたりアプローチしている。 私も優希ちゃん以上のアプローチをしないと優希ちゃんに京ちゃんを取られてしまうかもしれないというのは分かっている。 だけど、そうは言っても優希ちゃんが普段やっているような大胆なアプローチを自分がやっているのを想像すると、 (顔が熱くなってそれどころじゃないよぅ) 今の私はたとえば京ちゃんと手をつなぐことだってどきどきしちゃってそれどころじゃないと思うし、それ以外だって…… 要するに私は恥ずかしくて思い切ったことが出来ないということなんだ。 ――と、考えていると京ちゃんの 「あいつは和と弁当だろ、誘っても来ないって」 という言葉で現実に引き戻される。 私は、今日は京ちゃんと2人っきりと言う事実に少し嬉しく感じながらも、京ちゃんの口から出た「和」という単語についてまた考え込んでしまう。 (そうだよね、京ちゃんは原村さんのことが好きかもしれないんだ) ことあるごとに京ちゃんが原村さんのことを見て顔をにやけさせていることに私は気づいていた。 気になる相手のことだからこそ。 そしてさらに、京ちゃんが原村さんの大きいおっぱいばっかり見ていることも知っていた。 (きっと、京ちゃんはおっぱい大きい方が好きなんだろうな……でも、私原村さんみたいにおっぱい大きくないし…きっと私はまだこれからだと思うんだけど………そうだと良いんだけれど…) もしかしたら京ちゃんは大きなおっぱいが好きなだけで原村さんが好きなわけではないのかもしれない。 だけれども、それはそれでおっぱいの小さい私には大きな危機といえた。 ――と、京ちゃんが私の顔をのぞき込んで不思議そうに聞いてきた。 「咲…?どうしたんだ、急に黙ったりして」 「ううん、何でもないよ」 「よし、それなら食堂に行くぞっ」 「あっ、待ってよ京ちゃん!」 「早く来ないと置いてきますよ?」 「むー、私がいないと京ちゃんはレディースランチが食べられないんだよ!」 「おっと、そうだったな……じゃあ行きますか、お姫様?」 京ちゃんがかしこまって手を差し伸べてくる。 「っ~~、ホントに調子良いんだから!」 少し。 少しだけ。 ほんの少しだけ京ちゃんに「お姫様」って呼ばれたことににドキッとしちゃったことは、 ……秘密なんだよ? * 「原村さんは好きな人とかっている?」 部長の「さあ、全国大会まで残すところ1ヶ月よ! 今日も張り切って打ちましょう!」という言葉で始まった本日の部活も終わって、原村さんと一緒に家に帰っているときに私は思い切って聞いてみた。 本当はこういうことに詳しいのは部長や染谷先輩なのかもしれないけど、部長は妙に勘がいいし、染谷先輩は家の手伝いがあるって言って部活が終わってすぐに帰ってしまったから聞けなかった。 「す、好きな人ですか!?」 「うん、そう」 「わ…私は宮永さんのこと好きですよ」 原村さんは何故か顔を真っ赤に染め上げて、とても小さい声でまるで絞り出すようにそう答えた。 (違うんだよ、原村さん。その“好き”は友達としての“好き”だから、私が今抱え込んでるものじゃないの) 私は原村さんがそういう反応を返すかもと、予想していたし、だからこそ初めからだめでもともと感が有った訳だけど、 やっぱり頼りにしていた原村さんが見当違いの答をしてきたことに、少しがっかりしてしまった。 でも、私はそれをあからさまに表に出すと原村さんを傷つけてしまうと思ったから心の中でため息をつきつつも、原村さんに返した。 「ありがとう、原村さん。私も原村さんのこと大好きだよ」 * チャプン…… 「はあぁぁ~…」 家に帰って入浴中。 そこでも私は悩む。 ……なんか最近私、毎日お風呂の中で悩んでばかりだな、と思った。 それは毎日のぼせてしまうほどで、ついには3日前お父さんに「長風呂はあまり体に良くないんだぞ」と怒られてしまった。 だが今日、明日、明後日はお父さんが出張で家にいないので、心置きなく長風呂する事が出来る。 それは私にとって誰かに邪魔されないで独りで考えることが出来る時間があるということに等しく、とても都合がいいことだった。 …とは言ってもやはりこればかりは何分悩んでも、何時間悩んでも、何日悩んでも、簡単に答が出るものではなかった。 「京ちゃん…私どうすればいいの…」 と、私の手ははいつものように自分のおっぱい、その大きさに少しだけ自信のないおっぱいに伸びて、揉み始める。 初めはゆっくり、撫でるように、ほぐすように揉む。 そして私は、その頂点にあるピンク色の突起に触れた。 「んっ……」 まるで微弱な電流が走ったような気持ちよさに思わず声が出そうになって、私は慌ててその声を押し殺そうとするけれど、 すぐに今日はお父さんがいないためその必要はないことに気が付いて、本能に任せることにする。 「ふあっ…………っんあ!」 私は、今自分の乳首を押したり引っ張ったりしているのは京ちゃんの指だというふうに考える。 そう考え始めだした瞬間、体を流れていた微弱な電流はいつしか微弱ではない、今までよりひときわ強いものになった。 だから、私の想像の中の京ちゃんがいじり初めてすぐに私の乳首はとても固く尖り初めていた。 自分でも比べる人がいないのでよくは分からないけれど、きっと感じやすい体質なのだと思う。 「んっ……ふあっ……っあ」 ついには、そろりそろりと私の想像の中の京ちゃんは指を私のおま○こに伸ばす。 そして、その指がおま○こに触れた瞬間、 「んああぁっっ……!!」 今までとは比べものにならないほど大きく強く鋭く、そして何よりも気持ちいい電流が体を駆けめぐる。 私のおま○こはお湯の中でも分かるぐらいに濡れていて、京ちゃんがそこをかき回すとお湯の中なのに私の耳にグチョグチョという、いやらしい音が響くほどだった。 「ふあっあっ、んああっ……きょ、ちゃん…激しすぎるよぅ……っあ!」 今度は京ちゃんは無我夢中で私のおま○こをなめ回している。 お湯の中とかそういうこともお構いなしだった。 舌を挿れたり、クリトリスを吸ったり、私の感じるポイントを狙って攻めてくる。 「ゃやあぁぁ……っ!」 ……やがて、私は自分の絶頂が近づいているのを感じた。 京ちゃんは自分のおち○ちんを取り出すと、私の中に強引に押し込んでピストン運動をする。 十秒ともつことなく、私はすぐに絶頂に達してしまった。 「んあああああああ…………っっっっ!!」 この瞬間、この一瞬だけ私は幸せな気持ちになることが出来る。 しかし、その一瞬が過ぎれば、私と毎日幸せな日々を送っている京ちゃんは消えて、私の中には果てしない虚無感が残るのみとなってしまう。 「…………京ちゃぁん……」 例え毎晩毎晩、何度自分を慰めてもその想いは満たされない。 そして私は絶頂の後の束の間の幸福感を求めて夜な夜な自慰、オナニーに走ってしまうのだった。 * しばらくして、絶頂後の倦怠感が無くなった私は自分の愛液で汚れてしまったお湯を捨てて(こういうのってなんか恥ずかしいよね)、パジャマに着替えると自分の部屋に戻った。 ベッドに飛び込んだ私はしばらくぼぅっとしていたが、浮かんで来るのは私の名前を呼ぶ京ちゃんばかり。 『咲、お前また寝てたのか?』 『それでな、咲。レディースランチが旨そうなんだよな』 『咲、お前麻雀出来るの?』 咲、咲、咲―――頭の中で京ちゃんがその名前を呼ぶ。 それは、いつまでも消えることないように思えたが、だんだんと小さくなっていき…遂には消えてしまった。 ――もっと。 もっと私の名前を呼んでほしい。 その力強い低めの声で「咲」って呼んでほしい。 いつの間にか、私は自分の瞳から水滴が零れ落ちるのに気付いた。 私、こんなに京ちゃんのことが好きだったんだ。 幼なじみの男の子。 小さい頃からよくお姉ちゃんを入れた3人で遊んでて。 だけど、今まではっきりと自覚したことはなかった。 この気持ちを。 愛を。 私は京ちゃん、須賀京太郎のことを愛している。 改めてそのことに気づかさせられる。 ――だけど。 消極的な私が京ちゃんと結ばれるなんて、そんな事は決してないのだろう。 そう思うと余計に哀しくなってきた。 「うっ、うっ……グス…京ちゃん……私、おかしくなっちゃうよぅ……」 私はたまらなくなってそう呟いてしばらくの間、俯いていた。 が、いつものようにやり切れなくなってしまい、やがてベッドの上で再び自分を慰め始めた。 京ちゃん、京ちゃんはきっと知らないよね。 私がいつもいつも読書中に寝ちゃってるのは毎晩毎晩、京ちゃんのことを想って自分を慰めるあまり寝不足になって、だからつい昼休みにうたた寝をしちゃうんだってこと。 私は、決して満たされることはないのを知っていながら、それでも何もせずにいられないから、自分を慰め続ける。 本当は、こんなこと考えずに今は全国大会1ヶ月前だし、お姉ちゃんと仲直りするためにも、また家族一緒に暮らすためにも、麻雀に専念した方がいいんだよね? しなくちゃいけないんだよね? ……でもね、それが出来ないの。いつ、何処にいても、何をしていても、貴方のことが気になるから。 頭から離れないから。 …………私…どうすればいいんだろう? ――ねぇ……京ちゃん? 1日目終了
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470 光の翼番外編 日登町防衛戦(6) 1/42016/01/26(火) 06 11 07.94 ID urE9Fw2X0 キオは学園で見かけたザンネックを追っていた。 (あのザンネック…ファラ先生がなんで…) ザンネックはちょうど敷地を出たあたりで停止し、学校にザンネック・キャノンの砲口を向けていた。 すでに攻撃の準備に入っているようで、両肩の粒子加速器が稼働している。 「待てえ!」 急ぎCファンネルを飛ばして攻撃する。 ビームはIフィールドにはじかれたが、それでこちらに気付いたらしくザンネックは砲撃の準備を中断した。 「おやおや。なかなか狩り甲斐のありそうな奴が釣れたもんだ」 「(ファラ先生の声! でも…違う!)」 「誰ですか、あなたは…いや、なんでザンネックに乗ってるんです。ファラ先生は…!」 あのパイロットは声こそよく似ているが、キオの恩師であるファラではない。キオはそう直感した。 「先生? …ああ、コッチの私は教員になってるのか。似合わない。処刑人は処刑人をやってりゃいいのにさ」 「何を言っているんですか…!」 「ああ、あんたにはわからない話だったか。まあわかったところで、私がお前の首を頂くことに変わりはない! この死神の魔手(デスイビルハンド)でね!」 戦略レベルの超長距離射撃を行えるザンネックだが、巨体と武器の取り回しの悪さにより接近戦には向かない。 組み付こうとすると、機体が何かにはじかれた。 「いきなり女に寄ってくるなんて悪い子だ」 ザンネックが何か持っていた。ビーム・サーベルの発振器のようなものから鞭状のビームが伸びている。あれではじかれたのだ。 「なんだ、あの武器…」 あんな武器をザンネックが持っているという話は聞いたことがなかった。 「便利だろ。ビームサイズにもビームランスにもなるんだ。――つまり!」 鞭を鎌に変えて、先ほどまで動かなかったザンネックが迫ってきた。 「うわっ!」 「お前のMSの首を刈り取ってやることもできるのさ!」 鎌が届く微妙な間合いに入り込んでビーム・サイズを振りかざすザンネック。意外な素早さに驚いたが、それも一瞬のこと。すぐに回避行動に移る。 「ははっ! この私、ファラ・グリフォンが処刑してやろう。お前も! あの学校の連中もねえ!」 名前まで同じ。キオの恩師と無関係とは思えなかったが、考えるのは後だ。 「処刑、処刑って。首をとることの意味をわかってるんですか、あなたは!」 「何を言ってる。首をとることに意味なんざないだろ!?」 ファラの言葉に、キオはぎりりと歯をかみしめる。 「あなたは、僕が止めてみせる!」 「止められるもんなら止めてみな、子供が!」 止めてみせる。決意を新たに、キオは攻撃を再開した。 471 光の翼番外編 日登町防衛戦(6) 2/42016/01/26(火) 06 12 20.99 ID urE9Fw2X0 数十分後。どうにかバズを撃破したアセムは、応援にやってきたシロー率いる警官隊にその場を任せ 損傷したダブルバレットでキオの元へとたどり着いた。悪い予感は当たり、ザンネックとAGE-FXが戦っていた。 両者とも素早く動き、攻撃の応酬を繰り返している。 「(援護は無理か…!)」 援護しようにも、あの中に割って入るのは無理だ。AGE-FXに当たってしまう可能性もある。 歯がゆい思いをしながら、目の前の戦闘を見守る。隙を見つけたらすぐに攻撃に移れるように。 戦いながら、ファラは違和感を感じ取っていた。先ほどから頭の中にノイズのようなものが走っている気がするのだ。 気のせいと決めつけていたが、ノイズはどんどん大きくなり、ついには言葉となって、ファラの脳裏に走る。 『ファラ先生が言ってた。首っていうのは、戦士にとって取るほうも取られる方も誉れの高いことなんだって 首を取られるってことは、それだけその人が評価されていたってことの証なんだから』 ファラが戦っているパイロット――キオの声だった。 「なんだこれは…頭に直接訴えかけてくる…!?」 『あと、神様への捧げものとして人の首の代わりに使うために生み出されたのが饅頭だっていうことも教えてくれた。 饅頭は生贄に使う人間の頭の代わり。つまり命の代わりだったんだ』 AGE3-FXがサーベルで切りかかる。 「だから――どうした!」 ザンネックはビーム・サイズで器用に受けて、また離れる。 「首は、いや人間はそれだけ尊いものなんだ! それをわからず首を取るあなたは僕の尊敬するファラ先生じゃない! ただのファラ・グリフォンだ!」 「ああそうさ、私はファラ・グリフォンさ! 無感動に人を殺して何が悪い!? "こっち側"の私など知ったことか! 私は処刑人の、人殺しの家系に生まれたファラ・グリフォンなんだよ!」 ビーム・ランスを突き出す。横に避けたところで、ビーム・サイズへと切り替える。AGE-FXの左足を切断した。 しかしAGE-FXはそんなことは構わないとばかりに戦い続け、今度は通信に乗せて声を届ける。 「親が…先祖が、家系がなんだっていうんだ! 子が親の業を背負うなんておかしいよ! あなたは、自分の劣等感にその道を選ばされただけじゃないか!」 「キオ…」 戦闘を見守るアセムの胸を、ちくりとした痛みと悲しみが走った。理由はわからない。 それは日登商店街でXラウンダーの能力を使いキオの言葉を聞いていたフリットも同様だった。 「父さんや母さんは何してるか知らない! でも、兄さんたちはいろんな道を歩んでるんだ! 僕はただのゲーム好きの子供で、将来のことなんか知らない! 学校や遊びのことで頭がいっぱいだもの!」 「MSに乗って、ザンスカール軍中尉の私に食らいつく貴様が、ただの子供!? 寝ぼけたことを言うな!」 472 光の翼番外編 日登町防衛戦(6) 3/42016/01/26(火) 06 15 03.54 ID urE9Fw2X0 「寝ぼけてなんかあるもんか! Xラウンダーなんていうワケわかんないものだって言われた。お前は凄いって何度も言われた。 でも、それでも僕は――普通の子供だ! 大人でも神様でも超人でもないんだ!」 激情に身を任せ、FXバーストを発動。勢いと見た目に怯んだファラのビーム・ランスを軽々と避けて、ザンネックへと抱き着いた。 「くっ…!」 「取ったッ!」 機体のあらゆる場所から吹き出すサーベルを使ってコックピット以外の場所にダメージを与えながら、右腕のサーベルを使って頭を切断。 間違ってコックピットに攻撃しないように、すぐにバーストモードを切る。 「頭を取ったって…私はまだ動けるんだよ!」 「それでいいんだ!」 ボロボロになりながらも反撃を試みるザンネックに対して、ブースターを全開にして渾身の体当たりをかける。 視界とバランスを失い体勢が不安定になったザンネックは、その衝撃でSFSから叩き落された。 「私が、子供に…!?」 その言葉とともに地上へと落下していくザンネック。全身にダメージを受けている状態で落下の衝撃を受ければ、もう動けないはずだ。 「ふぅ…」 コックピットの中で、キオは大きく息をついた。SFSはまだ生きていたが、遠隔操作される恐れがあるので念のため破壊しておいた。 「キオ!」 「ダブルバレット…アセム兄ちゃん…」 体を強い倦怠感が襲っている。キオは思いのほか疲れていた。 「学校は…?」 「ファラ先生とシロー兄さん達が頑張ってる」 「そっか…じゃあ、行かなきゃ…」 「え?」 AGE-FXを地上に降ろして、先ほどザンネックが落下した場所へと向かう。 「キオ!?」 予想外の行動をした弟を追い、アセムも地上へと降り立った。 キオの予想通り、ザンネックは機能を停止していた。外側からハッチを開く。 「大丈夫ですか?」 中のパイロットに手を差し伸べる。顔も体格もファラそっくりだった。違うのは鈴の飾りがないことと、額の奇妙なマークくらいか。 「…敵に情けをかけるっていうのか」 「戦いは終わったんだから敵も何もないでしょう。…アセム兄さん、引き上げるからちょっと手伝って!」 「あ、ああ…」 アセムの助けを借りて、ファラの右腕を強引につかんで引き上げる。特に暴れるようなこともなかった。 473 光の翼番外編 日登町防衛戦(6) 4/42016/01/26(火) 06 19 55.05 ID urE9Fw2X0 「お前たちは…一体なんなんだ?」 「言ったでしょ、ただの学生」 「同じく」 「あ、怪我してる!」 ファラは左肩から血を流していた。落下の衝撃で変形したコックピットの部品が刺さったらしい。 引き上げたときに暴れなかったのは、この怪我が影響していたようだ。 キオはポケットから消毒用のスプレーと止血用のテープを取り出し、消毒した傷口に貼った。 「こんな状況じゃ病院もやってないだろうし…とりあえず、これで我慢してくださいね。 シェルターまで行けば、たぶんちゃんとした治療を受けられると思いますから」 「なぜ、敵にそんなことをする…自分に害をなすかもしれないというのに」 言われてからキオははっとなった。 「…そこまで考えてなかった」 ばつの悪そうな顔で言うキオにファラが苦笑し、立ち上がった。 「私の負けだね」 「え?」 「テロ屋の真似事はもうヤメにする。で、警察に出頭してやる。それでいいんだろ」 「あ、はい…」 「なんで急に素直に…」 アセムの疑問には答えず、ファラはキオをじっと見つめた。 「あんたの馬鹿さと強さ、優しさに…どうにも惚れてしまったらしい。惚れた男の頼みは聞いてやるのが女ってものさ」 キオに向け、ファラが妖艶に微笑んだ。あまりの色気に流石のキオとアセムが一瞬どきりとし、しばらくファラが言ったことの意味を理解できなかった。 「いつかまた、会えるのを楽しみにしてるよ。キオ。デートの誘いはいつでも受けつけてるからね」 硬直する二人を後目に、手をひらひらと振りながらファラが去っていく。そして、ようやく言われたことの意味を理解した二人は。 「「えええええええ!?」」 二人そろって絶叫。混乱のあまり、結局あのファラが何者なのか聞くのをすっかり忘れてしまっていた。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ アセム・アスノ キオ・アスノ ファラ・グリフォン マンガバン 光の翼 光の翼番外編 長編
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もう潰れてしまった海沿いのライブハウス。 とても小さなハコで、数回しか行ったことはないが、僕はあの場所を一生忘れないだろう。 彼女の歌をはじめて聞いたのはもう4年前になる。 その日ライブハウスに行ったのは本当にただの気まぐれだった。通りがかりに「オープン10周年記念ライブ」という告知を見かけ、知っているバンドの名前もあったので、暇だし見ていくかと思ったのだ。 格好つけてキューバ・リブレを飲みながら、フロアの後ろに据えつけられた席で轟音に耐えていたら(そのライブハウスは僕の好みよりすこし音が大きかった)、――突然その声は降ってきた。 彼女の歌は倦怠感にまみれ、それでいてくすぶるような熱を帯びていた。高音で少し混ざる金属音。かすれるように響く低音。マイナスと思われるような要素も魅力に変えてしまう、彼女の声にはそんな力があった。僕はグラスを右手に握りしめたまま、その音に聞き入っていた。 彼女の名はMEIKOと言った。 MEIKOのバンドはすでになかなか人気があったようで、精力的にライブ活動もしていた。僕はそのひとつひとつのライブに行った。もともと音楽はキライじゃない。けれど、僕は彼女と出会わなければ音楽をやろうとは思わなかっただろう。バンドを組むとき、必要以上に女性ボーカルにこだわったのも彼女の影響だったのだと思う。「もし俺たちが有名になって、」その頃は結構本気でそんなことを考えたものだ――「影響を受けたアーティストを聞かれたら、彼女の名を出さなければ」。 彼女の声はすばらしかった。そしてその声をすばらしく生かす楽曲。いつしか僕は新曲が出るたびに悔しいと思うことが多くなった。自分にはこんな曲は書けやしないし、自分にはMEIKOもいない。なぜこのバンドはこんなにも恵まれているのだろう。最高の楽曲を作る人間がいて、それを最高に再現するボーカリストがいる。 彼女に顔を覚えてもらうのにそれほど時間はかからなかった。毎回ライブに顔を出す人間を覚えるのは容易いだろう。最初のうちは恥ずかしくてとても彼女と話すことなんて出来なかったが、いつしかライブ後に彼女や、彼女のバンド仲間と言葉を交わしたりするようになった。 話すことはほとんどが他愛無いことだった。彼女はいつも話題の中心にいたが、僕はその周縁で静かに話を聞いているだけだった。もしかしたら、直接話したことはほとんど無かったのかもしれない。何かの拍子に二人きりになったときなど、話すことがなくてとても困った覚えがある。周りを取り巻くファンが熱い思いを彼女に伝えていても、僕はただそれを眺めているだけだった。 結局僕と彼女が関わるのは、ライブがあるときだけだった。僕は彼女のライブが終わればその次のライブを心待ちにした。ロクに更新されない彼女のバンドのホームページに毎日のようにアクセスし、他のファンから情報をかき集め、とにかくひとつのライブも逃さないように必死だった。 だから、ライブの回数が極端に減りだしたとき、僕はすぐに気づいた。本当に少しずつ緩慢に、彼らの活動は停滞していった。僕にはどうしようもないことだ。彼女に会える機会はどんどん少なくなっていった。 最後のライブのことは今でも覚えている。僕はまだ認めていなかったし、彼女たちも表層的には認めてはいなかったが、すでに終焉は始まって久しかった。しかし、その時にはこのライブが本当の終焉になるとは思ってもみなかったし、彼ら自身にもそのつもりはなかったと思う。なにしろその日は久しぶりに新曲が演奏されたのだから。それはこれからもこのバンドを続けていくのだという意思の表れだったはずだ。 「アルニコ」と銘うたれた新曲の最初の音を聴いた瞬間、喉の奥がぎゅっと締まるような感じがした。穏やかにはじまって急に変わる曲調。僕は何か日常の中で降り積もったやるせなさと、うつくしい風景を両方同時に見せられたような心地がして、腹の底が熱くなるのを感じた。 その曲が、僕が最後に聞いたMEIKOの歌だった。その後一度のライブのアナウンスもないまま何ヶ月かが過ぎ、ある日いつものようにバンドのページにアクセスすると、解散のお知らせが載っていた。 それきりMEIKOと会うことはなかった。結局僕と彼女は顔見知り以上ではなく、ライブというつながりがなくなればそれでおしまいだ。あの日一度だけ聞いた「アルニコ」は、もうどんな曲だったか思い出せはしない。ただ、あの強烈な印象だけが僕の心の中に今も残っている。 4年経った今、僕のバンドもまた解散の危機を迎えていた。複数の人間が同じ目的と目標を保ち続けるのは難しい。いろんなことがずれていき、身動きが取れなくなっていく。嘘くさいと思い続けてきた「音楽性の違い」というのも、こうなってみるとあながち嘘でもないと思った。 このバンドがなくなってしまったら、僕は音楽を続けていけるだろうか。そしてそう考えはじめるといつも、僕はMEIKOのことを思い出す。彼女は今もどこかで音楽をしているのだろうか。 夕暮れの街を歩きながら、僕はあの「アルニコ」を再現しようとしていた。もちろん思い出せもしない原曲そのものではなく、僕の中に残ったあの印象を再現できるような曲を作ろうとした。そんな曲が実際に作れたとして、バンドではもう演奏できないかも知れなかったが。 走り抜けていく自転車、風にざわめく街路樹、子どもの手を引いて家路に着く母親。そう、あれはこういった日常の中から生まれくるようなメロディーだった。それでいて焼け付くような熱を秘めた曲。 前を歩く母親が、子どもにせがまれて歌を歌い始めた。聞こえてきた声はとても優しく、夕暮れの街並みに溶け込むようだ。はじめて聞くはずの音楽なのに、なぜかとてもなつかしい。僕はすぐそのメロディーに、声に引き込まれた。 低音で少しかすれる歌声、少し耳につく高音。 僕は強烈なデジャヴに襲われた。歌い方はまるで違う。僕の記憶にある声はもっと鋭さを秘めた声だった。だけど聞けば聞くほど、その声には聞き覚えがあった。 「MEIKOさん!」 全く今考えてみても、どこにそんな勇気があったのかと思う。けれど、さまざまな不安よりも「ここで声をかけなかったらきっともう会えない!」という気持ちの方が強かった。 彼女はびっくりしたように振りかえると、僕の顔を見て不思議そうな顔をした。 「あ、あの…」 途端に僕は口ごもってしまってうまく喋れなくなった。彼女は僕なんて覚えてないに違いない! 「昔バンドをしてらっしゃった頃に…ファンで…」 「ああ!」 彼女はそう言うとうれしそうに笑った。 彼女が本当に僕のことを思い出したのかはよく分からない。しかし 「ホントーに久しぶりね!」 と喜んでくれた。 僕たちは近くの公園に入って、子どもを遊ばせながらベンチに座って話した。こんなに近くで彼女の横顔を見たことがあっただろうか。彼女の顔は記憶のままに美しかった。 「かわいいお子さんですね」 「憎たらしい盛りよ~! ホントに毎日大変!」 そう言いながらも子どもを見る彼女の目はとても楽しそうだった。 「MEIKOさんはもう、音楽はやってないんですか?」 「うーん、そうねえ。バンドが解散してからしばらくはいろいろ探したりもしたんだけど、あの子が生まれちゃってね。やめようと思ってやめたわけじゃないけど、気づいたらやめちゃってた。あなたは……音楽をやってるのね」 彼女は僕の持っていたギターケースを眺めてそう言った。 「ええ…まあ……」 「なに? はっきりしない返事ね!」 彼女はそう言うとじれったそうに身を揺すった。MEIKOはもう少し落ち着いた人間だった気がするが、まあ4年もあれば変わるものだろう。 僕は自分のバンドが解散に危機にあることを話した。そして解散した後自分は音楽をやっていけるのかどうか不安なことを。 話しているうちになんだか僕は不思議な気持ちになってきた。なぜ僕はそんなに音楽をやることに固執しているのだろう。そもそも解散の話が出るまでの僕はそんなに真剣に音楽をやっていなかった気がする。それがいざこうなってしまったら必死でしがみつこうとして。 なんだか滑稽だ。 「昔はプロになりたかったんだ。だけど結局自分の実力のなさや、やる気のなさのせいで、夢は夢のまま終わってしまった。なのに必死でその残滓にまだ縋っているなんて、おかしいですよね」 僕がそう言うとMEIKOはしばらく黙った後に 「それでいいんじゃない?」 と軽く言った。 「作りたいものがある、表現したい気持ちがあるっていうのは幸せなことよ。たとえ、それが多くの目に触れなくてもね。その手段を失うかもしれない、っていうのはツライわ」 わたしだってそうだったもの、と彼女はぽつりと小さくつぶやいた。 僕たちはしばらく黙ったまま、落ちていく夕日と伸びた影を眺めていた。 彼女はまたさっきの歌を口ずさみはじめた。僕はしばらくその歌をひき込まれるように聴いていた。しかし穏やかに紡がれていた旋律は、途中で突然曲調を変えた。そこで僕ははじめて気づいた。 ああ、これはあの「アルニコ」ではないか! 急にあのライブの情景が思い出されてきた。確かにこの曲だ。当時の感動が鮮明によみがえってきた。 あの頃からだいぶ遠くまで来たような気がする。ただ同じような日常を繰り返してきただけなのに。昔と今ではずいぶんいろんなことが変わってしまった。僕自身も変わってしまったし、彼女も変わった。それでもこの曲は、今でも僕の心を掻きたて、焦燥感を煽る。 結局夢なんか叶わないのかもしれない。バンドだってもうどうにもならないのかもしれない。でも、僕にはやはり、捨てきれないものがある。 「MEIKOさん!」 彼女が歌い終わったところで、僕は叫んだ。 「あなたに、僕の曲を歌ってもらいたい!」 彼女の声はやはり今でも僕を駆り立てる。僕が思わず言ったそのことばに、MEIKOはそっと微笑んだ。 「そうねえ、あなたが本気ならやってあげてもいいわ」 「本当ですか?」 「そうよ、本当に本気ならね。わたしを歌わせるのはそう簡単じゃないんだから! あきらめないでやる自信あるの?」 なぜだろう、その時僕はものすごく自信を持てた。技術的な問題はきっと乗り越えていける。彼女の声があれば。 「大丈夫です!」 このしょうもない世界で、僕は足掻こう。彼女の声がきっと、そのための力をくれる。
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悟史が行方不明になったというのはもう村中の皆が知っていた。 けれどここ何年か続いていた綿流しの日の事件の所為か オヤシロ様の祟りとか、鬼隠しとか“そういうこと”だと皆思っていた。 別に私は誰がやったとか、オヤシロ様とかそういうのはどうでもよかった。 悟史は仲の良いクラスメートだったし 好きか嫌いかと言われたら好き…だった。大好きだった。 でも詩音が悟史の事を好きなことは知っていたし、 そして私は園崎家の次期頭首だ。 北条家や悟史のために泣くと詩音や婆っちゃを裏切るような気がした。 悟史が何処かへ行ってからもうすぐ一年だ。 ――四年目の連続殺人・失踪事件…。 ざわ、と風を感じた 頭の高い位置で結んだ髪の毛が揺れ、うなじを生温い風があたった。 本能的にバッと振りかえる 何も居ない 何も居ない。 あるのは広く暗い空に浮かぶ月だけ。 黄色く少しだけ霞んだ月。 悟史の髪もこんな色だった気がする。 そう考えるとじわりと涙が滲む。 「ちょっと…何泣いて…しっかりしろ 園崎魅音!」 自分に渇をいれ、涙を拭う。 拭った指の先から何か見える …人? 100mぐらい離れている…だろうか 目を凝らせばギリギリ見える、小さい人影。 なんだかひどく見覚えがある気がした。 まさか・・・! その答えを思いつく前に走り出す 「悟っ、史……!?」 そばまで行ってはぁ、と溜息をつく。 人影なんかじゃなかった ただの案山子。 「皮肉だなあ…。悟史と見間違えるなんて しかも案山子…」 あの時の会話を思い出す。 ―魅音は? ―私? ―僕が他人と入れ替わってたら 「はぁ…」 失踪する一週間前に悟史は私のうちへやってきた。 なにか深刻な様子だったのでとりあえず、と行って散歩を提案した。 ――園崎のうちで話すのも気が引けたのもあった。 夜だし誰にも会わないはずだ。 二人とも無言で歩いていると 悟史がぽつりぽつりと話し出す 沙都子を庇うのが、叔母からの虐待が 全部 辛いと。 何かに怯える様に悟史は何度かオヤシロ様 オヤシロ様とつぶやいていた。 「枕元まで…来るんだ。きっと僕…」 私は何かにとり憑かれたようにブツブツと言う悟史を抱きしめた 悟史は少し驚いて、それから唇を重ねてきた。 私は悟史の事を好きだったし、 詩音や婆っちゃに対して凄く罪悪感があったけど 悟史が楽になれるなら・・・と抗わずにいた。 少しすると悟史の舌が入って来る。 ぎこちなく私も舌を歯の間を割って入れる。 がち、とたまに歯と歯がぶつかる。 舌と舌が絡み合う。 ねちゃ、ずちゅ と水音が響く。 どちらからでもなくそれを止めると二人の間に銀の糸が引く。 悟史はじっと私を見つめて なんだか照れて目をそらすと悟史に押し倒された。 少しだけ戸惑ったが若い男女が二人きりでやることなんて決まっているし、それに悟史のことは好きだし…。 「さと…し、一応此処 外だから…さ」 押し倒された格好だとどうも悟史が陰になってよく見えない。 表情は分からなかったけど、少し困っていたのだろうか? 「むぅ…だって 魅音の家も僕の家も駄目だろ?」 「家と言えば 沙都子は?おいてきた…の?」 「……ごめん」 「ななななななななっななんで私謝られるの!?」 しまった。さっきまでのムードが台無しだ 「いや…うん…えっとまあ…むぅ…」 「とととととりあえずね!うん!場所変えようよ 人目のつかないとこ、にさ ね?」 「むぅ…仕方ないな…」 と悟史は短く言ってから屈みこみ、 私の胸のあたりと足をつかんでぐいっと持ちあげた えええええええ何何何何これお姫様だっ・・・ 「さ……とっ悟史!?自分で歩くから!降ろして!」 「いいよ 僕がやりたいだけだから」 にこ、と微笑んでこっちを見る。 「う、うぅぅ…で でも私重いって!」 「そんなことないって 全然重くない」 「うぅ…そんなこといったって…」 「あはは、どこまで運ぼうか?」 さっきのとり憑かれたような悟史ではなく普段の明るい悟史だった。 「ど、どこまでって…。なるべく目立たない……とこ」 「よし じゃあそこの木のかげでいいかな」 「ちょちょちょちょっとそこは十分目立つ!」 「むぅ…魅音はちょっと文句が多いな」 悟史はそこで一度言葉を止め、私の胸に手を当てた。 少し探るように揉んでから乳首を捻った。 「うぁ・・ふぁ・・・」 下着を着けていない、ぶっちゃけノーブラな私はもろにそれを感じて声をあげた。 悟史は相変わらずにこにこと笑いながら乳首転がすようにを弄んでいる。 「あはは 可愛いな、魅音は」 「ちょっと悟史 悪ふざけは…」 と 言いかけたところで乳首をつねられる。 「ひゃ!」 「ね、この木のかげでいいよね」 「うぅぅ…」 なんだか有無を言わさぬ悟史の言葉に私は呻くことしか出来なかった。 悟史は私を木のそばまで運ぶと木の前に立たせた。 少しだけ見上げる位置に悟史がいて、悟史も男の子だもんなーと実感した。 「魅音」 「ん?」 名前を呼ばれたので答えるとその口を塞がれた。 「ん…」 さっきよりは優しい触れるだけのキス。 キスを続けながらも悟史は私のTシャツに手をもぐりこませ脇腹から少しずつ上を触っていく。 悟史の手はとても冷たく、ひんやりとしているのに触られた箇所は凄く熱い。 手が胸まで辿り着くと悟史は優しく揉みだす。 「んむ…ぅ…ぁ」 いつの間にか唇同士も離れ、声が出るようになった 「魅音はいやらしいな」 あはは、と悟史が笑う じろりと少し睨むとごめんごめんと肩をすくめてみせた。 いつの間にか普通に揉まれているだけでは物足りなくなってきて、なんとかTシャツを脱ぎたいと思った 「悟史・・・これ脱いじゃだめ?」 悟史はいいよ、と言うかわりに私のTシャツに手をかけた。 ぐぃっと持ち上げて頭が抜けたところで脱がすのを止められた。 「? 全部脱げてない…よ」 言ってみて気がついたが丁度向こうには丸見えじゃないか。 「さとっ…さとし!ちょっと…」 「あはは 脱いじゃだめだよ」 片手で私の両手を上の方で掴む。動けない。 ふふふ、と悟史は不気味な声をあげ 私の胸を空いている片手で揉み始める。 乳首を弾いたり転がしたりする。 指の腹で円を描くように撫でてみたり、と …なんでこんなに手馴れているのかきになるところだけど気持ちいいので…と思ってしまう。 「む…ふぁ…さとし・・」 私の声とは思えないほど甘い声が出る。 それを見計らっていたように悟史が私のジーンズに手をかける 「あ…」 と小さく漏らすと嫌?という風に私を見てくる。 「嫌じゃない・・・けど」 それを聞いて悟史はにこりと笑い、 空いている片方の手で私のジーンズをカチャカチャと外しだす。 する、とジーンズが落ちてひんやりとした空気が足に触れる。 ショーツは普通の白地のもので、こうなるならもう少し真面目に選んでおけばよかった と思った。 悟史は人差し指の腹を使ってぐい、とショーツの上から私のソコを強く押す 「っぁ…!」 自分以外触れた事がないそこは先ほどの胸を揉まれている時からかなり湿っていた 「脱がすよ」 悟史は短く言って、ショーツをずりさげる。 私のそこはテカテカと恥ずかしいぐらいに湿っていて、むわ、と凄いにおいがする そしてやっと悟史は中途半端に脱がされたTシャツをちゃんと脱がしてくれた。 悟史は私のそこに顔を近づけ、ぬめぬめとした愛液を舌で舐める ぞくぞく、と体が疼く。 悟史は私のそこを指で開くようにして舌を中にいれた 「っぁぅ…ん…ふぁ…」 少しずつ息が荒くなっていくのが自分でも分かった 木にももたれかかるようにならないと立っていられない。 「魅音?大丈夫?」 私を覗き込むように見ているのは悟史だ。 ぱちぱち、と何回か瞬きをしてから「大丈夫、」と頷いた。 「よしよし じゃあいれるよー」 何を?と言う前にそれは私のそこへあてがわれた。 それは想像していたよりもずっと大きくグロ…かった。 私の許容量より大きいんじゃないかと思いつつそんなことはいれられた瞬間吹っ飛んだ。 みし となんだか嫌な音がした後途轍もない痛みがそこを襲う 「痛・・・ぅぁ・・・」 ぽた、と地面に赤い血の染みが広がる。 「魅音…大丈夫?」 「お…おじさん死に…そう」 「力抜いてね?動かすからな」 悟史が腰を振りはじめる。 痛みもあったが少しずつ気持ちよくなってきた。 「いやらしいね、魅音」 二回目だぞ、とも言おうと思ったがまたムードをぶち壊してもいけないので黙っておく 「なっ…なんで…!」 「魅音、僕に合わせて腰振ってるんだよ?」 「うううううるさい!」 腰の振りは徐々に速くなって行って 「ごめん…魅音出る」 「う…うん」 「っぅ…魅音…!」 「…悟史!!っぁ・…」 二人同時に果てると悟史から勢いの良い精液が私の膣内に注がれる ずる、と悟史は私からそれを抜く。 「あはは…赤ちゃん出来たら責任とってよね…」 「むぅ……そのときはそのとき・・・」 凄い倦怠感があり、ぺたんと座る。悟史も私の隣に座る。 ふう・・・と大きく息をつくと詩音の顔が浮かんだ。 ほんとにごめん 詩音 「魅音?」 顔を覗き込まれ驚く。 「悟史…もしも、だよ?」 「何?」 「もしも…私にそっくりの 誰かが私のふりをしていたとしたら・・・悟史はそれに気づける?」 「むぅ……どうだろうなあ…。実際に気づけるかは分からないけど…頑張る」 「あはは、頑張れ!うにゃ…頑張って。そんで更にもしも…」 一瞬言おうかどうか戸惑う 「その私のふりをしている人が悟史の事を好きになったらどうする?私とその人 どっちを選ぶ?」 「魅音?…なんか変じゃない? 僕が好きなのは魅音、だよ」 「そっかぁ………あはは うん…なんでもない ごめんね」 こつん、と隣に座る悟史の肩に頭を預ける。 「何かは分からないけど…うん」 わしゃわしゃと頭を撫でられる。 「ちょっとーぐしゃぐしゃになるでしょ」 「あはは いいだろー」 「よくない ……よし、そろそろ私帰るね。」 立ち上がり、背中は見られないようにしながらTシャツを着る。 「むぅ… 早いなあ 余韻ってものがないよ魅音」 「おじさんは忙しいの それじゃね」 ジーンズをばばっと穿き立ち上がる。 「魅音」 「ん?」 「魅音は?」 「私?」 「僕が他人と入れ替わってたら。気づける?」 「…あははっ おじさんも気づけるように頑張るよ それじゃね~」 ひらひらと手を振りながら立ち去る。 「悟史は…気づけてないんだけどなあ…」 なんだか酷く胸が痛く、締め付けられるようだった。 悟史は詩音と魅音と どっちを選ぶんだろう…か この時4年目の綿流しの夜に誰か犠牲になるのかも私は知らなかったし 知ろうともしなかった。 そして5年目の犠牲のことも…。 それを知っていたのは あの夜煩く泣いていたひぐらしだけだったのかもしれない。 終
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R 眼科 S 耳鼻咽喉科 T 整形外科 U 精神科 V 皮膚科 W 泌尿器科 X 放射線科 【R 眼科】 角膜上皮:バリアー、知覚 角膜実質:コラーゲン線維、プロテオグリカン 角膜内皮のNaポンプ作用により透明性維持、 浮腫防止、細胞数減少により水疱性角膜症 瞳孔径は20代で最大、瞳孔散大は頚部交感神経 ブドウ膜炎:両側の急激な視力障害 ブドウ膜:虹彩+毛様体+脈絡膜 視神経炎:中心暗点、ラケット状暗点、 眼球運動痛、急性、片側性 心因性視野障害:らせん状・管状視野狭窄 うっ血乳頭→Marriotte盲点の拡大 内圧亢進、網膜・脈絡膜炎による ラケット状暗点:慢性視神経炎で Marriotteと中心暗点が合体 Bjerrum暗点:緑内障でみられる、Marriotteが 中心部を避けて鼻側へ拡大 網膜裂孔→光視症、 結膜充血:表在性、アドレナリン点眼により消退 毛様充血:深在性、角膜実質炎、 虹彩毛様体炎(→羞明)、緑内障発作時 麻疹カタル期に眼脂:結膜、涙嚢、鼻涙管の炎症 牛眼:角膜の巨大化←先天性緑内障など 兎眼:閉眼不可による乾性角結膜炎 涙嚢:内眼角部 緑膿菌感染:コンタクト、外傷性 Goldmann三角鏡:隅角、網膜、硝子体を観察 Weber症候群:動眼神経麻痺+反対側の片麻痺 ランドルト環:10分=視力0.1、5分=0.2、1分=1.0 ステロイド:全身投与で白内障、 長期点眼で緑内障の可能性 老視:調節力の低下 近点=100÷(調節力+100/遠点距離) 調節力:1/近点-1/遠点 矯正視力の+:凸レンズ、遠視 調節性内斜視:遠視を矯正することで正常眼位 近視の場合は弱視になりにくい 眼脂: 新生児涙嚢炎:Hasner弁先天閉鎖による細菌感染 クラミジア結膜炎:トラコーマ、濾胞性 急性出血性結膜炎:エンテロウイルス、アポロ病 粘稠漿液性眼脂 外麦粒腫:Zeis腺(睫毛脂腺)とMoll腺(汗腺)の 急性発症 内麦粒腫:Meibom腺(瞼板腺)の急性化膿性炎症 内・外とも黄色ブ菌によるものが多い 霰粒腫:Meibom腺の肉芽腫性炎症、細菌性ではない クラミジア:結膜炎、細胞内Prowazek小体(封入体) 春季カタル:春から秋、石垣状の乳頭増殖、 若年男児に多い アレルギー性結膜炎:好酸球↑,抗ヒスタミン薬点眼 白内障の眼内レンズから水疱性角膜症の合併 ←角膜内皮細胞減少による、角膜浮腫,混濁,疼痛 Sjogren→びまん性表層角膜炎 日本人のブドウ膜炎:Behcet病、サルコイドーシス Vogt 小柳原田病 前房蓄膿:Behcet病 Vogt 小柳原田病:網膜造影で点状・斑状漏出点が 多数、色素脱失→夕焼け眼底 メラノサイトに対する自己免疫,若年女性,耳鳴り 頭痛(漿液性髄膜炎による)漿液性網膜剥離 トキソプラズマ→黄斑変性症 中心性漿液性脈絡網膜症:黄斑部の網膜剥離 →変視症、蛍光の漏出 網膜中心動脈閉塞は急速なのでレーザー治療無効 網膜静脈分岐閉塞症:上耳側静脈,硝子体出血 →硬性白斑:浮腫・出血の持続により フィブリン、脂質などが沈着 軟性白斑:網膜の虚血性変化による、 網膜中心静脈閉塞症:網膜全体の虚血 →血管新生緑内障 交感性眼炎:穿孔性眼外傷後の両眼性ブドウ膜炎 健常側にも視力障害・羞明など、 ステロイド、眼摘出 プールで感染:咽頭結膜炎(アデノ3,7):プール熱 流行性角結膜炎(アデノ8):アポロ熱、潜伏1~2日 急性出血性結膜炎:エンテロ70、コクサッキー 加齢黄斑変性:黄斑の蛍光漏出,貯留.蛍光ブロック 脈絡膜由来の新生血管からの出血 網膜色素変性:眼底に骨小体様色素沈着,ERG平坦化 輪状暗点→求心性視野障害、周辺がやられて夜盲 乳頭浮腫:原田病、炭酸ガス症、悪性高血圧症など 眼内レンズ:眼軸長と角膜屈折率から度数を決定 ERG:色素変性症、糖尿病、鉄錆症などで実施 開放隅角緑内障:乳頭上下の神経線維束欠損、 傍中心暗点(Bjerrum暗点)、鼻側から進行する エピネフリン投与→房水産生抑制 眼圧上昇→角膜浮腫 視神経管骨折:眉毛部外傷による、 直接対光反射の減弱・消失 開放術による減圧、ステロイド、グリセロール 新生児膿漏眼:淋菌による 【S 耳鼻咽喉科】 口腔内:咽頭・喉頭にも味蕾がある 上鼻甲介と鼻中隔の間の嗅裂にある嗅上皮で 嗅覚を感じ取る 末梢性めまい:回転性→回旋性の眼振 急性喉頭蓋炎→フル菌によるものが多い、呼吸困難 アデノイド増殖症:5~6歳、 上咽頭に発生して両側性の鼻閉、いびき 耳管隆起圧迫による滲出性中耳炎 睡眠時無呼吸からの夜尿症、右心負荷 上顎洞性後鼻孔ポリープ:一側性、やや女性に多い 急性扁桃炎:溶連、切開排膿、抗菌薬後に扁桃摘出 慢性扁桃炎:習慣性アンギーナ、埋没性扁桃に発生 ←扁桃摘出 鼻出血:篩骨動脈←内頸動脈、顎動脈←外頸動脈 臭鼻症:萎縮性鼻炎、思春期女性、 鼻内の出血、痂皮、悪臭、委縮 ABR:Ⅰ波は聴神経の伝導 機能性難聴:非器質性、聴性脳幹反応は正常 陰影聴取:一側耳に難聴がある場合に、健側で聴取 補充現象陽性:自記オージオグラムで 持続音の鋸歯状波の振幅減少 内耳性難聴で陽性 温水:注水側に眼振⇔冷水だと逆 頭位を30度上げて外側半規管を垂直にして検査 耳下腺→顔面神経 顎下腺:Wharton管,長い,粘稠のため唾石症が後発 先天性耳瘻孔:第1,2鰓弓由来で外耳に生じる 感染時に耳前部が発赤→膿汁排泄 耳せつ:軟骨部外耳道の毛嚢への化膿性感染、 中耳炎との鑑別が重要 夏に多い、発熱(-)、耳介牽引痛、膿性耳漏 急性中耳炎:インフル菌、肺炎球菌、 排膿により耳痛は軽快 滲出性中耳炎:鼓室内が陰圧になることで 滲出液が貯留、ティンパノでB,C型 中耳炎慢性化←緑膿菌感染、側頭骨気胞化不良、 糖尿病によって、鼓膜の穿孔 伝音障害が高度な場合は鼓室形成術 ティンパノメトリー A型:正常、感音性 As:耳硬化症 Ad:耳小骨連鎖離断 B:浸出性中耳炎、鼓膜癒着 C:耳管狭窄症 Willis錯聴:耳硬化症で 周りがうるさい方がよく聞こえる状態 耳硬化症:アブミ骨底の固着で伝音難聴、 閉塞感はない、アブミ骨手術 老人性難聴:内外有毛細胞の変性→高音域障害 特発性難聴:片側の感音性難聴、発作は一回きり Ⅷ神経症状がある、ステロイド、Vit薬、 血管拡張薬、高圧酸素により早期治療を行う 1ヶ月で治らなければ回復しない 騒音性難聴:C5-dip(4000Hz)⇔音響外傷は可逆的 前庭眼反射消失でRomberg現象(+) Carhart notch:2000Hz付近での骨導低下 ←耳硬化症で メニエール:低・中音域の障害、リクルート現象(+)、 温度眼振反応低下 Alport症候群:感音難聴(高音から傷害)、 血・蛋白尿、白内障、円錐角膜 アブミ骨筋反射:聴覚過敏を防止する 若年性上咽頭血管線維腫:思春期男性、易出血性、 鼻腔後方 正中頸嚢胞:舌骨体部と癒合しているので まとめて摘出 通年性アレルギー:減感作療法が有効、皮下注射 EBウイルス:上咽頭癌に関係 下咽頭癌:男は梨状陥凹、女は輪状軟骨後部 頸部リンパ節に転移しやすい、予後不良、 高分化型扁平上皮癌 喉頭癌:早期→放射線、中期→部分摘出 進行→全摘 聴神経腫で三叉神経に障害→角膜反射低下 頸部リンパ節へ転移:咽頭癌、声門上皮癌 白板症:白色斑点、上皮の棘状増殖、前癌病変 舌癌:顎下部への転移が多い 粘膜内→局所切除、粘膜下層→放射線 上顎癌:リンパ節転移は末期まで起こらない、 扁平上皮癌 吹き抜け骨折:下直筋の嵌頓によって眼球上転障害 上顎洞の骨欠損:乾酪性上顎洞炎、上顎癌、 術後性上顎嚢胞 急性声門下喉頭炎(仮性クループ):犬吠様咳嗽、 喘鳴、嗄声 声帯ポリープ:発声指導で治療 声帯前方から中央に好発 ポリープ様声帯:両側性、膜様部全体の浮腫、 低音化、呼吸困難 上皮真珠種:新生児の口腔内の上皮性停滞性嚢腫、 自然消失する 唾液腺混合腫瘍:多形腺腫、緩慢な腫大 Frey症候群:副交感神経と汗腺が誤って接続され 味覚刺激により耳前部の発赤・発汗 耳下腺の術後に生じる 【T 整形外科】 長軸成長:軟骨内骨化、 横径、頭蓋扁平骨、顔面骨の成長:膜性骨化 長管骨栄養:骨端骨幹端動脈と栄養動脈は 成長軟骨体があると吻合しない 2型コラーゲン:関節軟骨、加齢で束状化、不溶化 硝子様軟骨の菲薄化 細胞数、弾性線維、Ⅱ型コラ、プロテオ グリカンの量的変化はない 脛骨神経:下腿の屈筋、足関節の底屈 総腓骨神経:下腿の外側筋群、足関節の背屈 四頭筋:大腿直筋(股・屈)、外側広筋、 中間広筋、内側広筋(膝・伸) 上腕二頭:肘・屈、前腕回外、上腕外旋時の外転 痛風:夜間、アルコール、肉食で発作誘発 急性腰痛:股・膝関節を屈曲させた体位を取らせて 安静にする 重心:足底から55~56%の位置 Heberden結節:遠位指関節の変形性関節症 逃避跛行:患側下肢の疼痛による 小児股関節結核など 関節内骨折で関節液に脂肪滴が混じる 化膿性関節炎:関節液は血性、細胞成分↑、曳糸性↓ 曳糸性↓:痛風、RA、血友病 関節液粘度↑:外傷、変形性関節症、SLE、 筋力低下時のトレーニング: 1 等尺性運動、 2 自動介助、3 等張性抵抗、4 等運動性運動 偽痛風:ピロリン酸Ca結晶の沈着、膝関節、 偏光顕微鏡で結晶、線状・層状石灰化 変形性関節症を合併、高齢男性に多い Paget病:病的な骨吸収と骨破壊像、ALP↑↑ ALP↑:骨折、骨肉腫、転移性骨腫瘍、 くる病、骨軟化症 造骨細胞の活動により上昇、小児成長期に高い 人工膝関節(TKA):RA、高度の変形性膝関節症、 腫瘍の術後など 可動域0~130°、60歳以上に適応、感染後は禁忌 温熱療法が禁忌:急性炎症,知覚障害,局所血流不全 開放骨折=複雑骨折、6時間以内にデブリドマン、 その後に創外固定 Compartment症候群→筋膜減張切開 Colles骨折:手掌をついた転倒時、 手首のフォーク状変形 →Sudeck骨委縮、手根管症候群、長母趾伸筋断裂 骨折術後の急速な自発痛、運動痛 反射性交感神経ジストロフィー、 、浮腫、骨萎縮 関節面の転移があれば観血的治療 高齢者の転倒では大腿骨頚部、転子部骨折が最多 大腿頚部内側、舟状骨、距骨、脛骨中下3分の1 :血流が少ない 小児:骨折>脱臼、拘縮は起きにくい 若木骨折 小児上腕骨顆上骨折→内反肘、Volkmann拘縮 手をついた時、神経麻痺 上腕骨外顆骨折:偽関節になると外反肘 Volkmann:阻血性拘縮→ギプス除去、筋膜切開 橈骨神経:上腕骨骨幹部を巻きつくように走行 肘内障:橈骨骨頭が輪状靭帯から逸脱しかけた状態 Golden hour内なら一時的に創閉鎖 疲労骨折:骨折像と修復像が混在、思春期に多い、 疼痛はそんなにない 行軍骨折→中足骨、走者→脛骨近位3分の1 捻挫:靱帯損傷が多い、断裂があると関節不安定性 半月板断裂でロッキング現象: 屈曲位からの伸展不能→McMurrayテスト 前十字:前方引き出し(+)、Lackmanテスト 後十字:後方引き出し(+)、Saggingテスト 肩関節:前方脱臼が多い 脱臼:相対する関節面が完全に接触を失った状態 骨折:20度までの屈曲転移なら自然矯正される、 回旋は無理 踵骨骨折→骨萎縮、Bohler角の減少、歩行時の疼痛 膝蓋跳動→血性関節液の貯留←靱帯損傷による 膝蓋軟骨軟化症:若年、運動選手、屈曲時疼痛 (半月板損傷に類似)、膝くずれ Montegia骨折:尺骨骨折後に肘関節から 橈骨頭が前方に脱臼 バネ様固定:外傷性脱臼に特有 動揺関節:他動的に動かすと範囲を超えた可動性 L5 前脛骨筋、L5~S2 腓腹筋 先天性股関節脱臼:男女比1 7、開排制限 大転子が高位、腰椎前弯増強 →リーメンビューゲル装具:6か月以内 ⇔オーバーヘッド牽引:それ以降 乳児化膿性股関節炎:骨端線を貫通する 二頭:C5、腕橈骨筋腱:C6、三頭筋 C7 頚椎症性神経根症:神経圧迫試験(Spurling試験) で痛み、痺れ感、椎間孔の狭窄による 頸椎ヘルニア:20~40代の男性、C5/6が最多 腰椎ヘルニア:L4/5,次いでL5/S1 手術適応:膀胱直腸障害、下肢麻痺進行例 圧迫性脊髄麻痺に対しては観血的治療 強直性脊椎炎:虹彩毛様体炎、AR、A-Vブロック 仙腸骨関節炎、竹状脊椎 後十字靱帯硬化症OPLL:範囲が広いものは 後方から脊柱管拡大術 限局型:前方除圧固定術、主にC4~C6に多い 脊柱管狭窄症:中高年男性、前屈位で軽減、 間欠性跛行、アキレス反射減弱 腰椎ヘルニア手術適応:膀胱直腸障害、 下肢麻痺進行例 骨盤間欠牽引:椎間板内圧を下げる 慢性の経過:頚椎症性脊髄症とOPLL 下肢・会陰部の異常感覚、膀胱直腸障害:馬尾性 脊椎分離:椎弓根部下関節突起 →テリア犬の首断裂像 小児~思春期男子、スポーツ活動による、 進行するとすべり症に、L5が最多 前方すべりの方が多い、 先天性、加齢性のものもある 側弯←脳性麻痺、神経線維腫症、Duchenne、Marfan 80%は特発性 離断性骨軟骨炎:野球肘と膝、関節軟骨の 一部が遊離体 de Quervain病:橈骨茎状突起炎。腱鞘の狭窄で 長母指外転筋と短母趾伸筋が障害 Dupuytren拘縮:環・中・小指の順の頻度、両側性、 中年男性、手掌腱膜の瘢痕化をきたす、進行性 大腿骨頭壊死:特発性、ステロイド性、 アルコール性、初期は帯状硬化、骨頭輪郭不整、 変化は骨頭の前上方から 骨透瞭像=骨吸収 特発性骨壊死:透瞭像と骨硬化 Perthes病:年少児の方が予後が良い、骨頭陰影↑ 骨端核の扁平化、硬化、骨頭の阻血性壊死 (原因不明)、裂隙がやや拡大 骨頭すべり症:10~17歳、20~40%で両側性 2次性徴が遅れていることが多い、 骨頭が後内方へ滑る、 軟骨下骨の委縮:関節リウマチの所見 足底板の使用で荷重を外側へ 先天性内反足:男児に多い、内反・内転・尖足、 片側・両側は同数、距骨角↓ 徒手矯正後にギプス、Denis-Browne装具 化膿性骨髄炎:血行性、黄色ブが多い、 骨幹端部に多い 下肢、小児、長管骨、疼痛と腫脹、仮性麻痺など Brodie膿瘍:潜行的に経過する化膿性脊髄炎 初めから慢性に経過:Brodie、Garreの硬化性骨髄炎 結核性骨髄炎、骨梅毒 化膿性脊椎炎:椎体・椎間板を破壊、高齢、免疫↓ 7割が腰椎、発熱+疼痛、脊髄症状、黄ブによる 脊椎カリエス:Pott三徴:(亀背,冷膿瘍,脊椎麻痺) 結核性関節炎:股・膝関節に好発、単関節型 骨粗鬆症:血清は正常、単位当たりの骨量が減少 RA重症例で環軸椎亜脱臼、膝は内外反どちらもあり 神経根引き抜き損傷:椎間孔、横突起からの断裂 腕神経叢:C5~Th1根 手根管症候群:手の橈側に症状、明け方に強い、 母指球の委縮 手根部掌側叩打痛・放散痛(Tinel徴候),正中領域 Phalen test:手首屈曲位保持で症状増悪 上腕骨外顆骨折:二次的に尺骨神経障害 軟骨無形成症:近位型小肢、脊柱管狭窄、 O脚、骨折(-) 骨形成不全症、Marfan→常・優 骨Paget病:仙骨関節周囲の骨吸収、骨硬化像 骨肉腫:15歳前後,骨幹端部,大腿骨遠位,脛骨近位 骨の悪性腫瘍では最多、Paget病に続発 肺転移が多い、術前化学療法+広範切除術 Ewing肉腫:onion-peel shadow、虫食い状の 境界不明瞭な骨吸収象 腫瘍の骨転移は溶骨型が80%、前立腺癌では骨硬化 骨巨細胞腫:境界明瞭な透明巣 soap bubbled appearance(地図状骨破壊) 骨端から骨幹端部、20~30代 軟骨肉腫:皮質骨を破壊して軟部組織へ発育 内部に斑状石灰化 内軟骨腫:指節骨、中手骨、すりガラス状透瞭像 多発性のものは悪性化 骨軟骨腫:骨端線閉鎖後は増大しない、無痛性 硬膜内髄外腫瘍が65%:神経鞘腫、胸髄レベル クモ膜下腔の閉塞で蛋白細胞解離 胸郭出口症候群:腕神経叢、 鎖骨下動静脈が挟まれる、 【U 精神科】 気質:感情面での先天的な特性 乳幼児ではREM睡眠が5割⇔大人では2~3割 REM中:低振幅高頻度の脳波、睡眠前半には深睡眠 パペッツの情動回路: 海馬-脳弓-乳頭体-視床前核-帯状回 Pick病:滞続言語 ナルコレプシー:睡眠発作、入眠時幻覚 脱力発作(カタプレキシー)、睡眠麻痺(金縛り) 精神刺激薬(覚醒水準↑)、三環系(レム防止) ハロペリドール:ドパミン受容体斜断 抗統合失調症薬 シアナマイド:アセトアルデヒド脱水素酵素を阻害 症状精神病:脳の機能的変化、二次的 全身感染症、内分泌代謝障害、急性中毒、産褥期 言葉のサラダ:高度の滅裂思考 側頭葉てんかんで性格変化 嫉妬妄想←アルコール依存、認知症で 覚醒剤乱用で妄想・幻覚 Wechsler成人知能検査(WAIS):IQの算出 子供に認知療法は難しい→箱庭、遊戯療法 インターフェロン中にうつ症状が出たら中止 うつ病性格:執着気質→熱中、几帳面 メランコリー型:循環気質→明るく快活 秩序志向型 抗精神病薬:統合失調症に、ハロぺリ、リスペリ、 クロルプロマジン、オランザピン せん妄に対して抗精神病薬が第一 炭酸リチウム:躁病の第一 統合失調症:モノアミン神経伝達物質の異常 定型型抗精神病薬は陽性症状に対しては効く 陰性に対しては非定型(リスペリ、オランザ) 精神分析療法は禁忌 Alzheimer型認知症:女性に多い Balint症候群:両側側頭葉・後頭葉、 精神性注視麻痺・視覚失調・視覚性注視障害の3徴 症状精神病:ペラグラ、 SLE(せん妄)、甲状亢進(躁状態) 機能的変化のみで器質変化は伴わない 粘着気質→てんかん 電気痙攣療法:うつ病で希死念慮が持続、 薬物療法に反応しない場合に適応 躁鬱病と統合失調の合併は予後が良い ←循環気質 統合失調→電気痙攣療法 パニック障害→SSRI、三環系+抗不安 解離性障害:健忘、遁走、多重人格 老人の不眠は早朝覚醒 妄想性障害:中年以降、単一の持続する妄想 緊張病症候群:運動面での意思疎通障害、 昏迷・興奮 Asperger:人見知りしない ADHD:脳内ドパミン神経系の機能不全、 全体の2~7%、メチルフェ二デート Gilles de la Tourette症候群:運動性+音声チック ハロペリドール アルコール離脱症候群:痙攣、小動物幻視、 振戦せん妄に対してジアゼパム Liepmann現象:眼球圧迫で検者が暗示するものが 見える ハロぺリ、ジアゼパム、補液+VitB1補給 アルコール幻覚症:意識清明下での幻聴と 著明な不安 Korsakoff症候群:側頭葉の委縮 身体依存:モルヒネ、アルコール、 バルビツール酸系睡眠薬 覚醒剤←抗精神病薬で拮抗 【V 皮膚科】 デスモソーム:有棘細胞間 ⇔ヘミ:基底細胞と基底板の間 顆粒層:顆粒細胞内にケラトヒアリン顆粒 有棘層:有棘細胞、Langerhans細胞 (中にBirbeck顆粒)、 Merkel細胞(触覚受容体)、メラノサイト 基底層:基底細胞 基底~顆粒が6週間、角層で2週、爪母は表皮 角化に関係:トノフィラメント(張原細線維)、 ケラトヒアリン顆粒、デスモゾーム アポクリン腺:毛の生えている周囲に存在、 情緒刺激により発汗 Langerhans細胞:CD1a陽性、CD45陽性(骨髄由来)、 紫外線により減少 フェニルアラニンがチロジナーゼ↓を抑制 →フェニルケトン尿症で色素低下 チロシン→ドーパ→→メラニン メラノサイト:神経提由来 中・長波長紫外線(UVB、UVA)が真皮層に到達 線状皮膚萎縮症:スポーツでの過伸展、 ステロイド外用、急激な体重増加 粘膜疹:扁平苔癬、水痘、梅毒、カンジダ、 口腔粘膜に多い 皮膚掻痒:悪性リンパ、慢性腎不全、 胆汁うっ滞、寄生虫など 丹毒:β連菌の深部感染、顔面の境界明瞭な 浮腫性紅斑、圧痛(+) 膨疹:真皮の浮腫、痒み 真皮メラノサイト由来:青っぽい,太田母斑,蒙古斑 蒙古斑:1歳頃から消え始め5~6歳で完全に消失 cafe au lait斑:表皮基底層の限局性メラニン沈着 ケラトアカントーマ:噴火口状の角化性丘疹、 顔面に多い、自然退縮する 乳房外Paget病:高齢者の腋窩、外陰部、 明瞭な紅斑、湿疹と誤診する スポロトリコーシス:深在性真菌症、 ヨードカリ内服、イトラコナゾール 黒色表皮腫:頚部、腋窩、陰股部の色素沈着、 ザラザラ、胃癌・糖尿病の合併 Sweet病:先行感染後に浸出性多発性紅斑、アフタ、 結膜炎、WBC↑、好中球↑ Behcet病の急性型のような症状,MDS,白血病の合併 Leser-Trelat徴候:老人性疣贅・色素斑が 急速に多発、掻痒、悪性腫瘍合併 Darier徴候:皮疹部を擦ると膨疹を生じる、 肥満細胞腫に特徴的 Kobner徴候:健常皮膚に刺激を与えると 同一皮膚病変 扁平苔癬、尋常性乾癬(活性型vitD3外用) Nikolsky現象:皮疹の擦過で容易にびらん、 天疱瘡 、SSSS、TEN Auspiz:鱗屑除去で点状出血を起こす、乾癬 Tzanck試験:水疱内の細胞診で角質の 融解した細胞を認める 貼布試験:24~48時間後に確認、 剝離後20~30分後に検査する DLSTリンパ球刺激試験:薬剤を患者リンパ球に 添加して増殖能を検討 皮内試験:Ⅰ型アレルギー 伝染性膿痂疹:黄色ブドウ 乳児寄生菌性紅斑:カンジダ感染症 PUVAが有効:乾癬、白斑、掌蹠膿疱症、菌状息肉腫、 アトピー、円形脱毛症 放射線治療:皮膚リンパ管腫、ケロイド 単純性血管腫:色素レーザー(ダイレーザー)が第一、 アトピーの合併症:白内障,網膜剥離,伝染性軟属腫、 Kaposi水痘様発疹(ヘルペス感染による)、 伝染性膿痂疹 乳児脂漏性皮膚炎:生後3~6か月、 皮脂成分の増加による、スキンケアが大事 貨幣状湿疹:下腿伸側に好発 湿疹:表皮細胞間浮腫(海綿状態) 紅皮症:皮膚T細胞リンパ腫、毛孔性紅色粃糠疹、 卸し金様の丘疹 血管性浮腫:膨疹、痒みは強くない、利尿薬は無効 尋常性天疱瘡:裂隙に多数の細胞成分、 デスモグレイン3か1+3、口腔内にもできる 落葉状天疱瘡:弛緩性小水疱、表皮の浅層に限局、 粘膜病変は稀、デスモ1のみ 類天疱瘡:表皮細胞と基底膜の間、 高齢者、内臓癌の合併 掌蹠膿疱症PPP:無菌性、紅斑を伴う、 胸・鎖・肋骨の異常骨化 病巣感染の原因→慢性扁桃炎の合併 壊疽性膿皮症:辺縁の隆起、消化管・血液疾患合併 扁平苔癬:不整形扁平な紅斑、 内部にWickman線条、炎症状角化症 薬剤誘発性、金属、C肝、骨髄移植などで生じる、 基底層の液状変性 乾癬性関節症:強直性脊椎炎、反応性関節炎 tuenover短縮による反応で基底膜が延長、 頭・肘・膝に好発 尋常性狼瘡:結核性、有棘細胞癌の前駆 Gibert薔薇色粃糠疹:母指頭大の紅斑落屑性局面 (ヘラルドパッチ)鱗屑を伴う淡紅色斑が多発、 クリスマスツリー状、若年女性、自然寛解する 成人の魚鱗癬では悪性腫瘍を疑う 局面性類乾癬から菌状息肉腫への移行 光線過敏:最小紅斑量(MED)測定 脂腺母斑:小児の頭頂部、基底細胞癌の合併 色素失調症:X優性、男児は死産、 四肢に紅斑・小水疱 輪状紅斑:リウマチ熱 常・優の皮膚疾患:尋常性魚鱗癬、von hippel、 結節性硬化症 脂漏性角化症:急速だと悪性腫瘍合併を疑う、 表皮内角質嚢腫、乳頭腫症、異型性(-) 基底細胞癌:皮膚癌の約1/2、顔面正中部、 日光に当たる所、遠隔転移は稀、予後良好 有棘細胞癌:物理的要因、淡紅色で表面顆粒状、 日光角化症、色素性乾皮、白板症、Bowen病から 悪臭、早期にリンパ節転移 日光角化症:老人性角化種 Bowen病:表皮内癌、慢性湿疹様、 ヒ素、日光、HPVが誘因、20%に内臓癌合併 ケロイド:ステロイド含有テープ、局注、外用 などの非観血的治療を行う 尋常性毛瘡:髭の細菌性難治性感染症 悪性黒色腫:部分切除は転移を促進するため禁忌 しみだし、衛星病巣 色が濃いほど悪性というものではない 爪床下にできて激痛:グロムス腫瘍、単発 菌状息肉腫:皮膚T細胞悪性リンパ腫、 紅斑期→扁平浸潤期→腫瘍期 表皮内に息肉症細胞、 Pautrier微小膿瘍:リンパ球の集簇 Sezary症候群:皮膚悪リンの一種、掻痒を伴う 紅皮症、脾腫、核が異常分葉したT細胞 (Sezary細胞) 晩発性皮膚ポルフィリン症:遮光、瀉血、禁酒 長期飲酒に伴う ペラグラ:地方病性紅斑、ニコチン酸欠乏、 (胃切除、アルコール中毒、イソニアジド) 皮膚露光部の紅斑、胃腸・神経症状、 カザールの首飾り 慢性円板性エリテマトーデス:鱗屑、 中央部が脱色、凍瘡様の瘢痕形成 皮膚筋炎:多形皮膚委縮(poikilo derma) 網状皮斑(livedo):動脈側での末梢血管循環不全 クリオグロブリン血症、SLE、結節性多発動脈炎 蜂巣炎:深部感染、疎結合織、黄ブ、連鎖、疼痛 壊死性筋膜炎への発展 皮膚腺病:結核性 硬結性紅斑:若年女性の下腿伸側、一部に硬結 結核性(アレルギー反応)、乾酪 単純疱疹:水疱細胞診でウイルス性多核巨細胞 Celsus禿瘡:人畜共通、毛髪脱落、白癬菌 (皮膚糸状菌) 疥癬:STD、夜間に掻痒、硫黄が効く 【W 泌尿器科】 FSH→セルトリ:精細管での精子形成・維持 LH→Leydig:テストステロン分泌 精巣:筋膜の代わりに白膜を持つ、 停留精巣:軸捻転、鼠径ヘルニアの合併 低出生体重児に多い、1~4歳で固定術、 半数以上が生後1年以内に自然下行 精巣上体炎:大腸菌、クラミジア、尿道から逆行性 両側性だと不妊の原因、精巣挙上で疼痛軽減 乏尿:400ml以下、無尿:100ml以下 急性腎皮質壊死:突然の無尿 Fanconi症候群:広範な近位尿細管障害 腎盂腎炎:膿尿、発熱、腹痛、CRP↑、赤沈↑ 膀胱炎:頻尿、排尿痛、 発熱はない 肉眼的血尿:IgA腎症、結石、感染、腫瘍、 シスチン尿症:常劣、 Na-塩基性アミノ酸共輸送体障害 尿路結石の手術適応:腎機能障害、結石が10mm以上、 難治性尿路感染症 急性前立腺炎:高熱、膿尿、 前立腺マッサージは菌血症になるから駄目 PSA:prostate specific antigen、前立腺特異抗原 前立腺生検:経直腸か経会陰 高分化型が3切片以内なら経過観察 前立腺癌:転移があれば抗男性ホルモン療法 三環系抗うつ薬による抗コリン作用 芳香族アミンはβ-グルクロニダーゼにより 分解され膀胱癌の原因 IVP:静脈性尿路造影、DIP:静注腎盂造影 カテーテル留置の合併症:膀胱結石、尿道皮膚瘻、 尿路感染 馬蹄鉄腎:尿管は腎の前面、背屈位で腹痛増強 腎瘻:低K、低Na、多尿 海綿腎:40~60代で発見、両側乳頭にブドウの 房状陰影、結石、感染 嚢胞腎:常優、脳動脈瘤、肝・膵嚢胞、 幼児型は常劣で重症 ポリチスチン1の異常→心血管系の合併症、高血圧 尿管瘤:重複尿管の上方腎盂からのもの (異所開口のやつ)、蛇頭像 尿道下裂:就学前に手術 シュウ酸Ca結石が多い、80% シスチン結石:尿のアルカリ化、D-ペニシラミン 投与で溶けやすくする、X線で淡く映る アセタゾラミド、ステロイド:燐酸塩の析出、 結石の原因 hCG-β↑:絨毛癌、奇形癌、胎児性癌 AFP↑:卵黄嚢腫瘍、奇形癌、胎児性癌 セミノーマ:頻度は最多、腫瘍マーカーに異常なし、 放射線がよく効く 精巣腫瘍:転移があれば化学療法 小児では卵黄嚢腫瘍、奇形腫が多い 膀胱憩室→二段排尿 尿路閉塞解除直後は多尿になる 神経因性膀胱:松傘状、VURを合併 腎動静脈瘻:腎腫瘍、腎損傷、先天性 淋菌:白血球内にグラム陰性双球菌 淋菌性尿道炎:前部尿道の炎症・狭窄 慢性前立腺炎により前立腺結石が促進 肺 骨 肝の順に前立腺癌転移 尿膜管腫瘍:腺癌、膀胱頂部に多い ⇔膀胱癌は膀胱底部に多い 腎杯から尿道までが移行上皮 肉柱:膀胱壁の辺縁不整 前立腺肥大症の第一:α1遮断薬 【X 放射線科】 電離放射線:物質透過時に物質をイオン化 X、α、β、γ、陽子、電子、中性子 非電離~:可視光、紫外線 早発障害:造血、粘膜、皮膚、造精、脱毛 晩発障害:白血病、癌、白内障、肺線維症 骨盤部X線:月経開始後10日以内 10days rule 放射線業務:赤血球、白血球を6か月毎 皮膚変化、白内障を3か月毎 線量限度:50mSv/年、100mSv/5年 Kerley 線:肺小葉間隔壁肥厚による、液体貯留 線維性変化が原因 A:上肺野、肺門から肺野への放射状陰影 B:肋骨横隔膜直上、肺水腫、肺線維症、 癌性リンパ管症 C:肺野の網状影(下肺野)、サルコ、塵肺症 両側肺びまん性粒状影:サルコ、肺胞微石症 粟粒結核、珪肺 X線透過性:キサンチン、尿酸、シスチン結石 不透過:リン酸、炭酸、シュウ酸結石→Ca 乳房撮影:モリブデン管を用いた低圧撮影 呼気で心陰影開大 骨膜反応(+):好酸球性肉芽腫、骨髄腫、骨膜炎 膵嚢胞腺癌・膵島腫瘍は腫瘍血管に富む 原発性硬化性胆管炎:数珠状所見 beak sign, spider-leg deformity:腎嚢胞 ナットクラッカー症候群:左腎静脈が大動脈と 上腸間膜動脈に圧排されて血尿 頭部:吸収期血腫・膠芽腫でリング状増強 交感神経に集積:131I-MIBG 心疾患:Tc-MIBI,Tl-Cl,Tc-PYP 肝硬変:flying bat sign、相対的左葉腫大 99Mo-99mTcジェネレータ: ラジオアイソトープカウ 67Gaクエン酸ガリウム:48~72時間後に撮像 3MeVにつき1cm治療可能 131Iはβ線を放出 上咽頭癌:外部照射が主体 照射でリンパ球から減少する 吸収線量:Gy=100rad リニアック=X線 高LET放射線は酸素効果の影響少ない 感受性:小腸>胃>下咽頭>≒食道≒直腸 放射線で治療:悪性リンパ、白血病、Wilms セミノーマ、髄芽細胞腫、神経芽細胞腫 Hodgkin:頸部、連続性進展 ⇔非Hodgkin:口蓋扁桃、非連続性 松果体腫は全身照射+全脳照射 ヨード:昆布、だし、うまみ成分 ストロンチウム:骨転移痛を緩和 子宮頸癌の放射線治療: 早発:悪心、船酔い様症状、皮膚発赤、WBC↓ 下痢、血便 晩発:血尿、慢性膀胱炎、皮膚炎、腸閉塞 内軟骨腫:境界明瞭な透明巣、中に点状の石灰化像 骨軟骨腫:茸状、台地状に突起 砂粒状石灰化:甲状腺乳頭腺癌の半数、乳癌 saddle bag sign:新生児胃破裂、 仰臥位でfootball sign 水腎症:排泄遅延あり、投与30分の撮影で 腎盂腎杯が造影されている (黒)空気 脂肪 水 筋・実質臓器 出血 骨・石灰化(白) MRIの造影:ガドリニウム製剤 RI急速注入:低侵襲、心大血管系の検査、 経時的血行動態 99mTcスズコロイド:造血骨髄と一致した分布 開創・浅在膿瘍:高エネルギー電子線を使用 深部:高エネルギーX線 ブラッグピーク:重粒子線と陽子線にある 131Iから出るβ線:飛距離が短く局所治療 温熱療法:S期細胞に効果大 膠芽腫以外の~芽腫には放射線が効く ALL:髄膜浸潤予防のために全脳照射+MTX髄注 術前照射:下咽頭癌、食道癌
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目次 【時事】ニュース1936 西暦1936年 The year 1936 RS51936 西暦1936年 the year 1936 口コミ1936 西暦1936年 The year 1936 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース 1936 グランドスラム大会のシングルスで3度優勝した国際テニス名誉の殿堂メンバーのダーリーン・ハードが85歳で逝去 [テニス](テニスマガジンONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース インディ500で4度優勝のアル・アンサー氏が死去 82歳(AFP=時事) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ 物言わぬ英王室の掟はどこに!? チャールズ皇太子、“レイシスト”疑惑に反論し法的手段も(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 屋久島宮之浦岳「100回登頂達成」 ワタミの重要決断は「登山で自問自答」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大分県立美術館で横尾忠則展 生涯たどるグラフィックなど500点ずらり(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 第1位は「一言多十」? “しわしわネーム”の時代、登録名の“自由化”よりも前にいた“珍名”選手【プロ野球はみだし録】(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北京五輪「外交的ボイコット」で振り返る、オリンピックと政治の切れない関係(GLOBE+) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 李禹煥の大規模回顧展が国立新美術館で開催。過去の代表作とともに新作も展示(美術手帖) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナニコレ?高校日本史の先生が作った警告文が話題 「再試ヲ受ケテイナイ者ニ告グ 父母兄弟ハ皆泣イテオルゾ」(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 苦悩にじむ昭和天皇、転機うかがわせた10月 側近が記した開戦直前 - 朝日新聞デジタル トミカ × リアルカー オールカタログ / No.4 Honda VFR 白バイ(MotorFan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <新型コロナ>接種済みも…埼玉5人感染 オミクロン株に備え始めた埼玉、第5波ピークを上回る病床確保へ(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ワクチンの発症予防効果、時間経過で弱まる可能性 国内研究でも(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北海道唯一の三セク鉄道「道南いさりび鉄道」で新たな発見を楽しむ(GetNavi web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ビールブランド「バドワイザー」がNFTコレクション販売(あたらしい経済) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元〝鬼寮長〟梅本氏、新庄監督就任に「めでたいんやけど、日本ハムに迷惑が…」 努力のどの字もなかったが、センスの塊(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 創立130年を迎えた浅村特許事務所 高橋是清氏の勧めで創立(オーヴォ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ニッポンのモータリゼーションを支えた「生き証人」が……消え行く自動車文化遺産(ベストカーWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【新作情報】「2021BBMベースボールカード オリックス・バファローズヒストリー1936-2021」祝・優勝! ヒストリーカード第6弾はオリックス | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社 - bbm-japan.com 最強蒸気機関車のはずだったデゴイチ弟の不遇 「戦時量産型」D52 戦後はヒーローへ“転生”(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 四季報「編集後記」に垣間見る、軍国化から戦後混乱の変遷(会社四季報オンライン) - Yahoo!ニュース 戦前の「四季報」巻頭巻末企画から読み解く 軍靴の足音 (会社四季報オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 今日は何の日:11月7日(nippon.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【決算速報】武蔵精密工業、中間経常1,936百万。アナリスト予想を下回る - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス 戦前の「四季報」で振り返る「取引所」の興味深すぎる変遷(会社四季報オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 小説『モンパルナス1934~キャンティ前史~』エピソード8 富士子とゲルダ 1936-1937 村井邦彦・吉田俊宏 作 - リアルサウンド 歴史的な大敗のマンU…酷評の地元紙は主将に採点「0」!英メディアは「構築したのは倦怠感だけ」と監督解任を要求(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あなたは「多摩川スピードウェイ」を知っているか? 日本初の常設サーキットの昔と今(ENGINE WEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 長い長い「バカンス」を満喫するフランス人、休暇明けは憂鬱にならない?(オトナンサー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自然あふれる伊豆七島 しかし「国立公園化」の道は険しく、戦時下でも行われていた!(アーバン ライフ メトロ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 強制収容所で体操する少女、体を丸めてうなだれる日本人捕虜…AIとのカラー化で甦った驚愕の“戦前・戦中写真”10選(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 競歩Wメダルは陸上日本勢85年ぶりの快挙!1936年ベルリン大会の三段跳びまでさかのぼる【東京五輪】(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース コレが日本のレースシーン? 開設から85年! 日本初の常設サーキット「多摩川スピードウェイ」をご存知だろうか? 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口に出さずとも分かっていた、きっとかしも。エッチを全然しなくなったのが物語っているように、二人でいても必要最低限の会話しかなく、のっちは冷たくなったし、かしはよく泣くようになった。 付き合って二年、これといって大きな喧嘩もしてない。むしろ喧嘩は嫌いだから避けてきたに近い。毎日頑張って働く彼女に何かしてあげたいと思いつつも何もしない自分の行動力の衰えには、単純に愛情の変化が直結しているのだろうか。 かしは可愛い、きっとそこら辺の男子は放っておかないくらい可愛い。性格はたまにキツい所があるけど、それくらいの方が女らしいし人間臭くてのっちは好みだ。 「来週の連休、楽しみだね」 「何が?」 「江ノ島よ、江ノ島」 そう言う彼女は子供みたいに笑った。昔からの趣味で手に入れたカメラのレンズを磨きながら、鼻歌なんか歌ってる。彼女は小さい頃から良く行っていたという江ノ島が好きらしい。のっちと二度行った事がある。 あの頃ののっちは、風情のある温泉旅館で浴衣姿の恋人とヤる事くらいしか考えてなかったから、かしがいつも言う江ノ島の綺麗な空だとか海岸だとかをあまり覚えていない。 「前に泊まった旅館、予約しといたから」 もしかしたら、そーゆー所に行ったらやっぱり夜も盛り上がるのかもしれない。すっかりセックスレスというか枯れてるのっちだけど、ヤる気になんのかもしんないし。一時間半も車を運転すんのは若干面倒くさくもあるけど。 「のっち、行きたくないんなら、別に無理して行かなくて良いからね?」 「は?」 「なんか、全然楽しみな感じしないから」 そう言ってかしは、特になんともない風を装っていた。本当は傷付いてるくせに…てかのっちが傷付けたんだ。やっぱり顔に出てたのかな。 「…行きたいよ、江ノ島」 「やっぱり…ゆか達、倦怠期なんかな」 「………」 ずっと強く思ってた事を言われてしまった。口に出してはいけないと思ってた。だけど彼女は勇気を振り絞って言ったのかと思うと、やっぱりのっちより強い女なんだなと実感する。 「…そうかもね」 「…やっぱり」 それ以上特に何も言わず、のっち達は眠った。明日も朝から仕事がある彼女の寝顔を見つめながら、どうしてこんなにも倦怠期なのだろうと考えると、全ては自分のせいな気がして心底情けなくなった。 大学に行った後、一人でフラフラと街をうろついた。来月は彼女の誕生日だ。まだ早いけど、少しずつ考えといた方が良いと思って。 彼女がくれたのっちの誕生日プレゼントの総額は数万円。のっちにそんな金はない。だから気持ちの籠もった物、なんて言っても今ののっちの気持ちなんてたかが知れてるぞ。 「あ、」 前に彼女が欲しいと言ってた折り畳み自転車だ。タイヤが小さいから漕いでもなかなか進まないよ、って注意したけど「別に良いじゃん、可愛いもん」なんて言っていて、可愛い物が好きな彼女らしいと思ったっけ。 けどダメだ。あの頃と値段は変わらず四万もする。買える訳がないと店を後にした時、驚くべき事が起こった。こんな事ってあるんだね。 「…彩乃……?」 元カノだ。 もう二度と会う事はないと思っていた…と言うと嘘になるけど、こんな広い東京でまた巡り合うなんて。彼女は少し痩せていた。細くなった首は女らしさが増した気がした。 「彩乃、変わってないね」 「そう…?」 「けどなんか、落ち着いた気がする」 そう言って微笑まれた。なんか複雑な気分だ。かしと付き合う1ヶ月前くらいまで付き合ってた人が今目の前にいるなんて。二年ぶりの再会に、ちょっぴり感動している自分がいた。 とりあえず、のっちはこの子の胸の感触もお尻の穴も知ってるんだと思うと不思議な気分。物凄い勢いで今まで忘れていた彼女との思い出を思い出した。エロい事、たくさんした。 「美大…入れたの?」 「うん、今もう二年生」 「そっか、良かったね」 「うん…でも、なかなか良い絵が描けなくって」 当時、浪人生だった彼女とのっちは付き合っていた。彼女の一目惚れだったらしい。最初ずっと後ろをつけてくるからストーカーかと思っていたら「好きです付き合って下さい」とか言われて、可愛い子だったからのっちもOKしたっていう、今思えば結構劇的な始まりだった。 美大を目指して頑張ってた彼女も、今はもう立派な美大生か。彼女の家はアトリエみたいに描きかけの絵や作品がたくさんあって楽しくて、毎日の様に入り浸ってたっけ。 「今、恋人とかいるの…?」 「ううん」 「そっか、」 「学校の課題でそれ所じゃないかも…彩乃は?」 「……いないよ」 「そう、なんだ」 この後、久しぶりに彼女の家に行った。部屋はあの頃と何も変わっていなくて、壁一面に貼られた絵は全て彼女の作品なのかな。どれも独特なセンスで描かれていて好きだ。 床には青いビニールシートが敷いてあって、絵の具やらが飛び散ってて、その匂いとかもあの頃と変わらない。冬なんかはかなり寒そう。その上をペタペタとスリッパで歩いて、座れる場所は彼女が作業する時に腰をかける小さな丸椅子とベッドくらいだ。のっちはいつもベッドで横になって、作業する背中と少しずつ手を加えられて色付いていくキャンパスを眺めるのが好きだった。時間がゆっくり進むみたいで、幸せだった。 「変わってないね」 「うん、相変わらず汚い部屋でしょ」 「いや、良いと思う、味があるっていうか」 「あ、座って、紅茶淹れるから」 「あ、ありがと」 左手首の腕時計を見つめた。もう七時…かしがそろそろ帰ってくる時間だ。外はもう真っ暗だし。 「その腕時計、可愛い」 「あぁ…うん…」 「彩乃に似合ってる」 ダメだ、今はこの時計が重い。 この部屋にいる時は時間を忘れられたんだ。それなのに、今はこの進む秒針が痛くて重い。のっちは腕時計を外して、バックに押し込んだ。彼女はカップを差し出しながら首をかしげる。 「…どうかした?」 「ううん、別に」 「……、あのさ」 のっちは服を脱ぐ。 あの頃より大人びた彼女の目に今ののっちの裸はどう映ってんのかな。彼女が絵を描いてる時の目は何かに取り憑かれたみたいに冷たく鋭い。その目に見つめられるだけで、胸の奥が震えるのが分かった。この背徳感は何。 「…寒い…?」 「…大丈夫」 「……綺麗だよ」 木炭がガリガリと削れる音が響く。作業する彼女の姿は、魅力的だ。やっぱり首は細い。 壁に掛けられた時計はすでに九時を示してる。怒ってるかな、電話かかってきてるかも…マナーモードでバックに入れてるから分かんないけど。 「…時間、気になる…?」 「…いや」 彼女は立ち上がって、のっちに近づく。木炭で黒くなった指先でのっちの頬のラインをなぞって。彼女の渇いた唇が目に入った。かしのより薄くて、赤みのない唇。 「…彩乃……」 「……」 彼女は恐る恐るキスをした。のっちはそれを受け入れ、彼女の舌に自分のを絡めて、久々のかし以外の唾液に興奮している自分に気が付いた。 「…はぁ、はぁ」 「彩…乃…っ」 「服、脱がして良い…?」 「……好き」 「…脱がすよ」 「好き…彩乃が、」 恋人がいないだなんて嘘をついた自分を呪った。元カノとヨリを戻したいとか、別にそういうんじゃなくて。それでも今でもあの頃と同じ様に求めてくれる前の彼女を、めちゃくちゃ抱きたいと思ったのは事実。 だけど抱けなかった。湿ったそこに指で触れた瞬間、昨夜の恋人の悲しそうな顔が脳裏に浮かんで。自分は何も成長していない、この子と付き合ってた頃と同じでやっぱり自分勝手で情けない。 「…、ごめん」 「彩乃?」 「もう…好きじゃないから」 「……分かってるよ」 「今夜泊めてくれる…?」 「うん」 のっちはシャワーを借りて、そのままベッドに寝そべった。深夜まで作業を続ける音が心地良い。携帯を見ると、着信が五件もあった。『今夜は友達の家に泊まる』と一言だけのメールを送信すると、すぐに『分かったよ』ってキラキラな絵文字付きのメールがきた。 帰る時が怖いかも。怒ってるだろうな。原因は全部のっちなんだけど。 「恋人…いるんでしょ?」 「…うん」 「最低だね」 彼女は小さく笑った。のっちは死にたくなった。今の恋人は働いてて、ヒモなんだって言ったらもっと引くかな。この二年でたくさん増えた彼女の作品を眺めながら、明日かしになんて言おうか考えつつ眠りについた。 「…ただいま」 「……」 そういえば今日、土曜日だっけ。 テーブルの上にはビールの空き缶と少しだけ手を付けたコンビニ弁当が置いてあった。彼女は朝のワイドショーを眺めてる。返事はない。 「…友達って、誰?」 「……あ〜ちゃん」 「嘘つき」 振り返る彼女の目の下には痛々しい隈が出来ていた。赤くて潤んだ瞳に映る自分はウザイくらいにすまし顔だ。 「ごめん…元カノ」 「ヤったの?」 「ううん…キスだけ」 立ち上がった彼女は、泣きながらのっちの頬をぶった。「最低、死ね」って喚き散らしながら、部屋にあるのっちの漫画やら雑誌やらを投げつける。 そんな恋人をなだめるでも許しを請うでもなく、のっちは体にいくつもの傷痕を残していった。 ◇04 終◇